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ヘンリー王子をネタにした「セックストイの広告」が禁止される

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BY FRONTROW Editorial Dept.
ヘンリー王子をネタにした「セックストイの広告」が禁止される

イギリス王室のヘンリー王子をネタにしたアダルトグッズの広告が、市民団体の抗議を受けて撤去された。(フロントロウ編集部)

アダルトグッズの会社がヘンリー王子をネタにした挑発的な広告を打ち出す

 イギリス王室のチャールズ国王の次男ヘンリー王子をネタにしたセックストイの広告が、市民団体の抗議を受けて禁止になったことがわかった。

 王室では“沈黙を守る”ことを良しとする傾向にあるが、2020年3月末をもって高位王族の座を退いたヘンリー王子は、以降、王室や家族に対して批判的な言動を繰り返しており、とくに今年1月に出版した回顧録『Spare(スペア)』ではロイヤルファミリーに関する数々のエピソードを暴露し、イギリス国内だけでなく世界に衝撃を与えた。

 英The Mirrorによると、問題の広告を出したのはアダルトグッズ専門の企業「Lovehoney(ラブハニー)」で、街にあった広告には同社の商品で装着するとしゃべることが困難になる「ボールギャグ(さるぐつわ)」にかけて、王室のことをあれこれしゃべりまくっているヘンリー王子をイジるかのような「沈黙は金なり、ハリー(※ヘンリー王子の愛称)。“スペア”のボールギャグはwww.lovehoney.co.ukで購入できます」という挑発的な文言が書かれていた。

 なお、Lovehoneyは今回の広告にヘンリー王子を侮辱する意図はなかったと主張しており、ヘンリー王子は『Spare』のなかで「軽率な事実をいくつも暴露し、そのなかには性的な言及もあった」ことから、それに反応しただけだと述べている。

広告を出したアダルトグッズの会社は過去に英国女王賞を受賞

広告を出したアダルトグッズの会社は過去に英国女王賞を受賞

 じつは、問題の広告を出したLovehoneyは、2021年にエリザベス女王から英国女王賞(企業部門)を与えられている

 “恥ずかしいもの”というイメージが強いアダルトグッズだが、新型コロナウイルスによるパンデミックで他人との接触を避けることが求められた影響で需要が増加。また、セックス・ポジティブが叫ばれる今、アダルトグッズを使って快感を得ることは決して恥ずかしいことではなく、最近では女性をターゲットにしたウェルネス系のサイトでアダルトグッズの使用を促す動きもある。Lovehoneyも、2015年以降、海外での売り上げが大幅にアップし急成長を遂げている。

 なお、エリザベス女王がLovehoneyにお墨付きを与えたのは一度ではなく、同社は2016年にも国際貿易部門で女王賞を受賞しており、当時、Lovehoneyの共同創業者たちは、バッキンガム宮殿でエリザベス女王と故フィリップ王配と面会したと米FOX Newsは伝えている。(フロントロウ編集部)

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