マッツ・ミケルセンがジョニー・デップからかけられた言葉を明かす
映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』で、降板したジョニー・デップに代わって“史上最悪の黒い魔法使い”と言われるゲラート・グリンデルバルドを演じたマッツ・ミケルセンが、先日、カンヌ国際映画祭でジョニーと対面したときのことを米Vanity Fairのインタビューで振り返った。
グリンデルバルド役を引き継ぐにあたってジョニーと話をする機会が一度もなかったというマッツは、以前、米The Hollywood Interviewのインタビューで「(ジョニーと)連絡を取り合えればいいですね。将来的に会う可能性もあるでしょう」と語っていたが、今回、その言葉が現実のものとなった。
2人は、カンヌ国際映画祭のオープニング作品に選ばれたジョニーの出演作『Jeanne du Barry(原題)』の上映会場で対面。握手とハグをしたあと、ジョニーがマッツの耳元で何かを囁く様子が目撃された。
Vanity Fairの記者から「『Jeanne du Barry』の上映会に行かれたそうですね。そこであなたとジョニーが挨拶を交わしたことがファンのあいだで話題になっています。『ファンタスティック・ビースト』で彼の役を引き継いだことで、気まずさはないですか?」と聞かれたマッツは、「いいえ、まったくありません」と言うと、こう続けた。
「ジョニーとは何年か前に会ったことがあります。そのときに、色々な人たちを交えて一緒に食事をしました。私は彼に対して“ナイスガイ”という印象を抱きました。その後、例の出来事があって、私はオファーを受けました。(会ったことはあるけど)彼の連絡先は知りませんでした」。
そう語ったマッツは、ジョニーのDV疑惑を巡る騒動に触れると、「裁判所が決めるべきことです。(裁判の結果によって)どの方向に進むことになったとしても、受け入れるしかありません。そして、彼は現在の方向に進むことになり、戻ってきました。彼が戻ってくることができてよかったと思います。じつは、(グリンデルバルド役を引き継いだことについて)彼から『君があの役を演じることになってすごく嬉しかった』と言われました。彼の優しさを感じました」と、ジョニーから嬉しい言葉をかけられたことも明かした。
ちなみに、マッツ版のグリンデルバルドはファンからも好評だったが、『ファンタスティック・ビースト』シリーズは興行不振でシリーズ存続の危機に瀕している。(フロントロウ編集部)