映画『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』
日本では『ファンタビ』の愛称でも親しまれている大人気ファンタジー映画『ファンタスティック・ビースト』シリーズ。2022年には最新作となる3作目『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が公開された。
最新作では、主人公のニュートが『ハリー・ポッター』シリーズでおなじみのダンブルドアを助けるため、助手バンティ、兄のテセウス、名門魔法族の末裔であるユスフ、教師のユーラリー、そしてマグル(=非魔法族)のジェイコブと共にデコボコチーム結成し、新たな冒険に出る。
前作同様に、エディ・レッドメインがニュート役、ジュード・ロウがダンブルドア役として出演し、エズラ・ミラー、ダン・フォグラー、アリソン・スドル、カラム・ターナー、ジェシカ・ウィリアムズ、キャサリン・ウォーターストンなども再び登場。
そんな本作で特に注目されているのが、ジョニー・デップに代わってグリンデルバルド役として出演することになったマッツ・ミケルセンの存在。
今回は、ジョニーの降板からマッツの採用、そしてキャストの反応やその他の裏話までまとめてご紹介。
ジョニー・デップ、『ファンタビ』抜擢後に元妻アンバーとドロ沼破局
ジョニーは2015年11月公開の1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で、ダンブルドアとは親友かつ恋人という関係にあった闇の魔法使いグリンデルバルド役に抜擢。しかし公開まで約半年と迫った5月に、当時の妻である俳優のアンバー・ハードがジョニーからのDVを告発して離婚を申請。一大スキャンダルになったのだが、8月には示談に至って一度は幕引きとなった。
しかしこの一件はDV被害を訴えるアンバーとそれを事実無根とするジョニーの間でくすぶり続け、ジョニーは自身を「Wife Beater(妻を虐待する者)」と呼んだイギリスの大衆紙The Sunを2018年6月に訴え、2019年にはアンバーを名誉毀損で訴えた。
アンバーとの裁判は『ファンタスティック・ビースト』の撮影にも影響を及ぼし、一時は裁判の日程を延期してほしいとジョニーが裁判所に要請する事態にまでなった。