メイクのプロが教えるマスカラのダマ防止術
印象的な目元を演出するアイメイクで欠かせないアイテムのひとつがマスカラ。そんなマスカラでよくある失敗といえばダマになってしまうこと。
まつげをしっかり強調しようと重ね塗りするあまり、ダマができてまつげメイクが台無しになんてことも少なくない。このよくある失敗を防ぐマスカラのコツを、メイクアップアーティストが伝授した。
最初にマスカラ下地を塗る
ダマを防ぎたいなら、大切なのがマスカラを塗る前にマスカラ下地を塗ること。
メイクアップアーティストのアンドリュー・ベラスケスは「マスカラ下地は、マスカラを塗る前に使うことでダマになるのを防いでくれます」と説明し、事前にマスカラ下地を塗っておくことを推奨。
それだけでなくマスカラ下地はマスカラの働きを最大限に引き出す効果や、自まつげに栄養を与えて保護する働きもあると補足した。
ブラシの先端についた液を適度に落とす
ダマになる原因として大きいのが、一気にたくさんの量のマスカラ液がまつげ付着すること。これを防ぐため、ブラシの先端に付着したマスカラ液を適度に落としておくことも重要。
大御所メイクアップアーティストのボビイ・ブラウンは、「マスカラのブラシの先端部分を、容器の口の部分で軽くこすって液体を軽くオフしてからまつげに塗るようにしてみてください」とアドバイス。
先端部分にはとくにたっぷりとマスカラが付着するため、事前に軽くそぎ落としてからまつげに塗ることでダマになるのを防げるそう。
まつげの根元~中間にのみマスカラを塗る
マスカラがダマになるのを徹底的に防ぎたいなら、マスカラを塗る場所を制限するのも効果的なのだという。メイクのプロが勧めるのは、まつげの根元から中間にのみに塗ること。
米ヘアメイク出張サービス「Glamsquad」に所属するメイクアップアーティストのケリー・J・バートレットは、マスカラがダマっぽく見えるのは、まつげの毛先までマスカラを塗っていることが原因のひとつだと指摘。
ケリーは「信じられないかもしれませんが、マスカラの大部分はまつげの根元に集中させるべきです。毛先まで塗る必要はありません」と断言。マスカラを塗るときは、根元にしっかり当てて左右にジグザグに動かし、毛先に向かってスッと抜くように塗るのがポイントだと明かした。
【おまけ】下まつげのダマ防止術
下まつげがとくにダマになりやすいという人には、ブラシの先端だけを使ってマスカラを塗る方法や、上まつげに塗った後にブラシに残ったマスカラ液だけを下まつげに塗る方法がオススメ。
メイクアップアーティストのメアリー・アーウィンは、「下まつげに対してマスカラを縦に持って、ブラシの先端だけを使ってまつげの1本1本にマスカラを塗ってみてください」とアドバイスした。
多くのセレブに愛される大御所メイクアップアーティストのグッチ・ウェストマンは、「下まつげのダマはマスカラの量が多すぎて起こることが多いため、適切な量を心がけることがすべてです」と説明。そのため下まつげを塗る前にブラシをマスカラ液で浸すのではなく、上まつげに塗って残ったぶんだけで仕上げるよう勧めた。
メイクアップアーティストが教える、マスカラのダマを防ぐコツ。ダマになってしまうことが多いならぜひ試してみて。