キアヌ・リーブスが松葉杖をついていた理由を監督が明かす
キアヌ・リーブスが新作コメディ映画『Good Fortune(原題)』の撮影現場で松葉杖をついていた理由が判明した。
フロントロウでお伝えしたが、1月下旬、撮影の休憩中に左膝に氷のうを当てた状態で松葉杖をついているキアヌの姿が目撃されたものの、その理由が撮影中に負傷したからなのか、過去の怪我や元々抱えている症状によるものなのかはわかっていなかった。
本作でメガホンを取るコメディアンで俳優のアジズ・アンザリがラスベガスで開催されたシネマコン2024で明かした話によると、キアヌはトレーラーハウスの中で転んで膝蓋骨を骨折したのだという。アジズは詳しい事情について、「わからないけど、たしか一緒に撮影を始めて15日くらい経った頃に、(キアヌに)『ちょっと楽屋(※トレーラーハウス)で15分くらい休んできたら』って言ったんです。そのときに、(トレーラーハウスに敷いてある)ラグにつまずいたんです。彼は『あぁ、膝が』という感じでした」と説明している。
アジズはキアヌが怪我をしたあとも「とても勇敢でした」と言うと、「サルサダンスを踊るシーン以外はすべて撮影しました。(サルサダンスのシーンだけは)彼から取り上げる必要がありました。彼は『やるぞ!』と言いましたが、私たちは『キアヌ、落ち着いて。膝が治ったらサルサダンスをやろう』と説得しました」と付け加えた。
また、キアヌは撮影で過激なスタントもこなしてきたが、病院に行く必要はなかったそうで、「彼は『ジョン・ウィック』や『マトリックス』といった作品に出演してきました。『スピード』では、彼は実際に車からバスへのジャンプを試みました。そのシーンは本編では採用されませんでしたが、彼はそれをやってのけたんです」と、キアヌの身体能力の高さを称えた。
ちなみに、『Good Fortune』はアジズの長編映画監督デビュー作で、キアヌの他にセス・ローゲンやキキ・パルマーがキャストとして名を連ねている。恋人のアレクサンドラ・グラントが撮影に同行することもあるようで、つい最近、撮影現場でキスしているところを目撃された。