韓国で初登場第1位を叩き出し、瞬く間に話題をさらった戦慄のデジタルスリラー『殺人配信』が、ついに日本上陸を果たす。劇場公開は9月26日。このタイミングで日本版ポスターと特報映像も解禁され、観る者の好奇心と背筋を同時に凍らせる仕上がりとなっている。

タイトル通り“命を奪う配信”をテーマに据えた本作の主人公は、リアルタイム動画配信サービス「WAG」で圧倒的な人気を誇る犯罪ジャンルの配信者・ウサン。彼が連続殺人事件の犯人を暴こうと、プロファイリング過程を生配信したことが、常軌を逸した惨劇の引き金となる。配信、コメント、投げ銭——それらすべてが命の重さと拮抗するこの世界で、ウサンが踏み込んだのは、もはや現実とも虚構ともつかない“狂気のリアルタイム”。

主演を務めるのは、演技派として知られるカン・ハヌル。これまでのイメージを覆す毒性たっぷりな“劇薬ストリーマー”役に挑み、新たな代表作を生み出した。対するヒロイン役には、同作で百想芸術大賞・新人女優賞にノミネートされたハ・ソユン。若手ながらも物語の緊張感を支える存在感で、物語をさらに深淵へと導いている。

解禁された特報では、殺人鬼からの挑戦状と、視聴者からの「15億ウォン」もの投げ銭を受けながら過熱していく配信の様子が映し出される。画面の向こうに映るのは“事件”か、“演出”か。それとも、我々自身の欲望か。