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【波紋】ITVが「暴力シーン削除」か…元選手がギャラめぐり法的措置

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BY FRONTROW Editorial Dept.
【波紋】ITVが「暴力シーン削除」か…元選手がギャラめぐり法的措置
VIRGINIA WATER, ENGLAND - MAY 20: Former Footballer Jimmy Bullard gestures during the Pro-Am ahead of the BMW PGA Championship at Wentworth on May 20, 2015 in Virginia Water, England. (Photo by Ian Walton/Getty Images)

 英国の人気リアリティ番組特別版に出演した元プロサッカー選手のジミー・ブラードが、放送局ITVとのギャラ交渉決裂を受け、法的措置を示唆していると英Metroが報じた。その裏には、番組内で起きた激しい口論の「大部分がカットされた」という疑惑も浮上している。(フロントロウ編集部)

チャレンジを断念し4番目の脱落者に

 英プレミアリーグのフラムなどで活躍し、のちにバラエティ番組『Soccer AM』の司会者としても知られる元ミッドフィールダーのジミー・ブラードは、英国の人気リアリティ番組『I’m A Celebrity…Get Me Out of Here!(アイム・ア・セレブリティ)』の南アフリカを舞台にしたオールスター特別版に出演していた。芸能人たちが過酷な環境でさまざまな課題に挑む番組で、ジミーは英ドラマ俳優のアダム・トーマスとペアを組んで難関チャレンジ「バッシュタッカー・トライアル」に臨んだ。

 しかし、ジミーはチャレンジを途中で断念し「I’m A Celebrity…Get Me Out of Here!」と告げ、自ら退場を宣言。ペアのアダムも脱落候補に並んだが、他の出演者たちの投票によってアダムだけが残留し、ジミーが4番目の脱落者となった。怒りをあらわにしたアダムは「ふざけているのか、俺がアリまみれになっていたのに」と声を荒げ、ジミーは「落ち着いてくれ、みっともないぞ」と反論した。

実は、口論の大部分は放送されていなかった?

 実は、この口論の全貌は視聴者に届いていなかったかもしれない。英Daily Mailが関係者の証言として報じた内容によると、口論中にアダムがジミーに対して英語最大の侮辱語のひとつを繰り返し浴びせ、さらにジミーを蹴ろうとしたとも取れる動作もあったとされる。それにもかかわらず、こうした場面の大部分がITVによってカットされ、放送では流れなかったという。

 「アダムが残忍で暴力的だったとジミーは考えているが、その大部分がITVに削除された」という証言も英Daily Mailに寄せられた。これに対しITVは英Metroへのコメントで「アダムがジミーを蹴ろうとしたというのは、まったくの誤りです」と全面否定している。共演者である歌手のシニッタもInstagramで口論の様子を振り返り、その場に激しい言葉が何度も飛び交っていたことを明かした。

ギャラ20%カットをめぐる法的対立の行方

 この騒動をさらに複雑にしているのが、報酬をめぐる交渉の決裂だ。英Metroによると、出演者は番組のロンドンで行なわれる生放送最終回への出席が契約で義務づけられており、欠席の場合はギャラの20%が差し引かれる取り決めになっているという。アダムとの一件を受けてジミーは最終回への出席を拒否し、南アフリカでの撮影から帰国後にITVとの交渉は決裂。ジミーは弁護士を立てる意向を示しているとされる。

 関係者は英Daily Mailに「すべてはジミーのせいではない。ITVがアダム側についたように感じる。おそらく将来的な起用を見越してのことかもしれない」と語ったという。しかし、その後ジミーはInstagramで「金曜日に自分の版を語る。みんな、会いたいよ」と示唆する投稿を公開した。最終回に登場するのか、そこで何を明かすのか…法的対立の行方とともに、視聴者の関心を集めている。

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