ドウェイン・ジョンソンがメットガラにスカートで現れた「本当の理由」


俳優ドウェイン・ジョンソンが米国時間2026年5月4日に開催されたメットガラに、デザイナーのトム・ブラウンによるカスタムメイドのスカートを合わせたスタイルで妻ローレン・ハシアンと登場し話題を呼んだ。「ポリネシア文化では最も男らしい男がスカートを穿く」と語り、その哲学を明かした。(フロントロウ編集部)
350メートルの手縫いシルク——トム・ブラウンのカスタム衣装
ジョンソンが纏ったのは、デザイナーのトム・ブラウンによるブラック・モヘアのテールコートとプリーツスカートのセット。米Varietyによると、スカートには350メートルを超える手縫いのシルクリボンが使われ、「骨格の構造」を表現したという。妻ローレン・ハシアンと手を繋いでレッドカーペットに立ったその姿は、会場でとりわけ目を引いた。

じつはジョンソンは近年、「本物の男らしさ」について積極的に発信している。2026年4月にラスベガスで開催されたCinemaCon(映画業界の見本市)では実写映画『モアナ』の新映像を公開し、「本当の男らしさとは、人生において周りの女性たちを力づけること」と語っていた。
「最も男らしい男がスカートを穿く」——ポリネシアの哲学
メットガラの会場でジョンソンは、スカートを選んだ理由についてこう語った。「私たちポリネシアの文化では、ラヴァラヴァ(腰巻き)やスカートを穿くんだ。最も男らしい男たちがスカートを穿く」。
ラヴァラヴァとはサモアやトンガなど太平洋島嶼の文化圏で広く着用される伝統的な腰巻きで、男性も日常的に身にまとう衣装だ。サモア系の血を引くジョンソンにとって、それは文化的アイデンティティの表現でもあった。しかし、その言葉は単なるファッションの解説にとどまらない——「男らしさ」の定義は、特定の形に縛られるものではないというメッセージとして受け取られたかもしれない。
『モアナ』に連なる「男らしさの再定義」
ジョンソンが実写版『モアナ』でマウイ神を演じるのは、映画公開が近づくタイミングだ。特殊メイクとウィッグを駆使してキャラクターに命を吹き込み、その制作プロセスをたびたびファンと共有してきた。
そして今回のメットガラでのスカート姿——これもまた、ポリネシア文化に根ざした「男らしさの再定義」の一場面だったかもしれない。「最も男らしい男がスカートを穿く」。その言葉を体現した夜は、会場を超えて世界中で話題を呼んだ。












