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世界を席巻したマネスキン、4人がいまバラバラに歩む“それぞれの音楽”

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BY FRONTROW Editorial Dept.
世界を席巻したマネスキン、4人がいまバラバラに歩む“それぞれの音楽”
Ethan Torchio, from left, Victoria De Angelis, Thomas Raggi and Damiano David, of Maneskin, winners of the best alternative award for "I Wanna Be Your Slave," pose in the press room at the MTV Video Music Awards at the Prudential Center on Sunday, Aug. 28, 2022, in Newark, N.J. (Photo by Evan Agostini/Invision/AP)

 イタリア発のロックバンド、マネスキン。日本でもサマーソニックなどで強烈な存在感を放った4人は、いまどうしているのか。ベーシストのヴィクトリア・デ・アンジェリスが衣装に込めた信念を振り返りつつ、メンバーそれぞれの“現在”を最新情報とともにお伝えする。(フロントロウ編集部)

ヴィクトリアが衣装に込めたメッセージ

 マネスキンは、ボーカルのダミアーノ・ダヴィッドを筆頭に、メンバー全員が強烈なカリスマ性を放つ4人組。なかでもベーシストのヴィクトリア・デ・アンジェリスは、トップレスに近い大胆なステージ衣装で知られてきた。

 彼女がそうした姿でパフォーマンスするのは、女性の身体がつねに性的消費の対象とされることへの抵抗の表れだという。自分の身体を自分の意思で表現する——その一貫した姿勢は、多くのファンの共感を集めてきた。

バンドは“解散”ではなく“活動休止”

 世界を席巻したマネスキンは現在、グループとしての活動を一旦休止している。

 米Rolling Stoneによると、これは解散ではなく、活動休止状態。2023年1月リリースの3作目のアルバムを経て、メンバーはいったんソロ活動に集中することを選んだ。短期間で頂点へと駆け上がった4人が、それぞれの表現を深めるための前向きな“充電期間”ともいえる。なお、2026年の再結成をめぐる観測も一部で報じられているが、公式な日程の発表はなく、現時点では正式発表されていない。

世界を席巻した4人組

 マネスキンが活動休止に至ったのは、あまりに急激な成功の反動とも言える。

 2021年、ヨーロッパ最大級の音楽祭「ユーロビジョン・ソング・コンテスト」で優勝し、一躍世界の注目を浴びたマネスキン。さらにカバー曲「Beggin’」がSNSをきっかけに世界的な大ヒットを記録し、イタリア出身のロックバンドとしては異例のグローバルなブレイクを果たした。日本でも単独来日公演やサマーソニックへの出演で、熱狂的なファンを獲得した。

 短期間で世界の頂点へと駆け上がった4人。だからこそ、いったん立ち止まり、それぞれが自分自身と向き合う時間が必要だったのかもしれない。活動休止は、長くバンドを続けていくための前向きな選択とも受け取れる。

メンバーそれぞれの新たな挑戦

 しかし、休止期間中もメンバーたちの歩みは止まっていない。

 ボーカルのダミアーノ・ダヴィッドは、2025年5月にソロデビューアルバム『Funny Little Fears』をリリースし、同年9月から12月にかけて初のソロ・ワールドツアーを展開した。

 一方ヴィクトリアは、DJとして世界を回る新たな活動をスタート。グラムロックから電子音楽へと軸足を広げ、ブラジルのAnittaとのコラボ曲も発表している。それぞれが新たなフィールドで個性を発揮するいま、4人が再び集結する日を心待ちにするファンは少なくない。

 ダミアーノのソロアルバム『Funny Little Fears』はベルギーで1位を記録し、複数の国でゴールド/プラチナ認定を受けるなど、ソロアーティストとしても確かな手応えを示した。ヴィクトリアもまた、ブラジルの人気歌手Anittaとのコラボ曲を発表するなど、DJ/プロデューサーとして新境地を開拓している。

 バンドという枠を一度離れ、それぞれが自分の音楽性を突き詰めることで、再集結した際にはさらにスケールアップした表現が期待できそうだ。ロックが時代遅れと言われることもある現代に、本物のバンドサウンドと圧倒的なカリスマで世界を振り向かせたマネスキン。

 その存在は、いまも多くの若いリスナーやミュージシャンに刺激を与え続けている。ソロでの経験を糧に、4人が再びステージに立つ日を、世界中のファンが心待ちにしている。

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