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Netflix版『大草原の小さな家』、原作から見直されたポイントとは

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Netflix版『大草原の小さな家』、原作から見直されたポイントとは
写真:AP/アフロ

7月9日より配信が始まったNetflix版『大草原の小さな家』。1970年代に世界中でヒットしたドラマのリブート版は、原作を尊重しながらも現代的な視点を取り入れた作品となっている。(フロントロウ編集部)

シーズン1の配信前に「続編」が決定

 7月9日より、Netflixで全8話の『大草原の小さな家』の配信がスタートした。また、シーズン1が公開される前の2026年3月の時点で、Netflixがすでにシーズン2の制作を決定していた。

 原作のローラ・インガルス・ワイルダーによるシリーズは全9冊が刊行され、世界100か国以上で累計7,300万部以上を売り上げた名作。1974年から1983年にかけて放送された米ドラマシリーズも世界中で親しまれ、日本でも高い人気を誇る。さらに2024年には旧ドラマが米動画配信サービスPeacockで132億5,000万分以上視聴されたとNielsenが報告しており、その人気はいまも健在だ。

 Netflixが早い段階で続編制作を決めた背景には、作品への強い手応えがあったようだ。米クリスチャン・サイエンス・モニターの試写レポートでは、新作は「映画のような映像美」に仕上がっており、広大な風景や美しい衣装が見どころだと評価されている。製作総指揮を務めるレベッカ・ソネンシャインは、本作について「今この瞬間を大切にし、人に惜しみなく手を差し伸べ、コミュニティの一員となる道を見つけること」を描いた作品だと説明している。

原作から見直されたポイント

 今回のNetflix版が原作から見直した大きなポイントのひとつが、登場人物や歴史描写の描き方だという。レベッカは、インガルス家と友情を結ぶ先住民族のオセージ族の家族を新たな重要人物として加えた理由について、「オセージ族は原作にも登場するけれど、私たちは彼らのことをよく知らない。彼らがどんな人々で、どんな生活を送っていたのかを問わずにこのドラマを作る理由はない」と説明している。

 この変更については、一部の原作ファンから「オリジナルに忠実であるべきだ」という声も上がった。一方で、研究者の間では、ワイルダー作品には先住民族に対する差別的・ステレオタイプ的な描写が含まれていると指摘する声もあり、新作はそうした歴史的背景も踏まえて物語を再構成しているそう。なお、2018年には米国図書館協会(ALA)が、ワイルダーの名を冠した児童文学賞からその名称を変更したことでも話題となった。

 主人公ローラ役にはアリス・ハルシー、父チャールズ・インガルス役には『エルヴィス』などで知られるルーク・ブレイシーが起用された。レベッカは「このシリーズが私を映像作家にした」とも語っていた。

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