オスカー・アイザックがダンテと現代作家を一人二役、豪華出演者の異色作『ダンテの遺稿』配信開始


オスカー・アイザックが14世紀の詩人ダンテと現代の作家を一人で演じ分ける異色作『ダンテの遺稿』が、6月24日にNetflixで配信開始となった。アル・パチーノ、巨匠マーティン・スコセッシ、ジェイソン・モモアら、一本の映画とは思えない顔ぶれが集結している。(フロントロウ編集部)
マフィアと『神曲』をめぐる、時を超えた物語
米Deadlineによると、本作は画家・映画監督として知られるジュリアン・シュナーベルの最新作で、Netflixが今年に入って配給権を獲得。6月12日に劇場公開されたのち、6月24日にストリーミング配信へと展開した。原作はニック・トーシェズが2002年に発表した同名小説で、ジュリアンがルイーズ・クーゲルバーグとともに脚色した。
米Netflixによると物語は、現代のニューヨークと14世紀のイタリアを行き来しながら進む。現代パートでは、作家ニック・トーシェズがマフィアのドンから依頼を受け、ダンテ直筆とされる『神曲』の手稿をめぐる危険な計画に巻き込まれていく。一方、過去のパートでは、詩人ダンテが後世に残る傑作を生み出そうともがく姿が描かれる。2つの時代を生きる男たちの物語が、欲望や信仰、美への執着を通じて重なっていく。
オスカー・アイザックが演じ分ける“二役”と、規格外のキャスト
最大の見せ場は、オスカー・アイザックの一人二役だ。彼は現代のニューヨークの作家(原作小説を書いた作家ニック・トーシェズ)と、14世紀の詩人ダンテの双方を演じている。時代も立場もまったく異なる2人を、一人の俳優が往復する構成そのものが、本作の核になっている。
脇を固める顔ぶれも圧巻だ。ガル・ガドット、ジェラルド・バトラー、ジョン・マルコヴィッチ、サブリナ・インパッチャトーレ、フランコ・ネロ、ベンジャミン・クレメンタイン、そして名優アル・パチーノに加え、映画監督マーティン・スコセッシ、さらにジェイソン・モモアまでが名を連ねる。一本の作品にこれだけの名前が並ぶことは、そう多くない。
ジュリアンにとって本作は、ゴッホの晩年を描きアカデミー賞にもノミネートされた2018年の『永遠の門 ゴッホの見た未来』以来となる長編。2025年のベネチア国際映画祭でお披露目された話題作が、いよいよ世界中の家庭の画面に届くことになった。配信を機に、その独特の世界観がどう受け止められるのか注目される。













