撮影現場へ向かう途中、自分のトラックが故障し、何度も高速道路で立ち往生していたというアクション俳優がいる。A24の新作『オンスロート(原題:Onslaught)』で主演を務めるアドリア・アルホナだ。(フロントロウ編集部)
A24×アダム・ウィンガードの最新アクション
2026年9月4日に全米公開されるA24のアクションスリラー『オンスロート』。監督を務めるのは、『サプライズ』や『ザ・ゲスト』、『ゴジラvsコング』などで知られるアダム・ウィンガード。
アドリアが演じるセレストは、PTSDを抱え、人里離れたトレーラーパークで暮らす元陸軍スナイパー。離れて暮らしていた7歳の娘デイジーが突然やってきたその日、近くで行なわれていた軍事実験が制御不能となり、遺伝子操作されたスーパーソルジャーたちが脱走する。セレストは娘を守るため、封印していた戦闘能力を再び解き放つことになる。A24も、同作を「遺伝子操作されたスーパーソルジャーから娘を守る陸軍スナイパー」の物語として紹介している。
ホラーとアクションが融合した本作について、アドリアは「普段ならやらないようなことや、これまでやらせてもらえなかったことができて、とても解放的だった」とコメント。『ANDOR/アンドー』や『6アンダーグラウンド』などでもアクションを経験してきたが、『オンスロート』ではこれまでとは異なる挑戦になったという。
愛車が役獲得のきっかけに?
セレストというキャラクターとアドリアを結びつけた意外な存在が、彼女の愛車だった。
ウィンガード監督との最初の打ち合わせに、アドリアは自身が所有する1979年型フォードF-150で登場。監督から「それ、君のトラック? セレストが乗る車と同じだ」と言われ、アドリア自身も「私、セレストみたい」と感じたという。
アドリアは冗談交じりに、このトラックが役を獲得できた理由のひとつだったのかもしれないと振り返っている。
その後、ニューメキシコで行なわれた撮影にも愛車を持ち込み、実際に撮影現場まで運転して通っていた。しかし、明るいオレンジ色だったため撮影で使用するのは難しく、劇中に登場するトラックには採用されなかった。
さらに困ったのが、車の故障だった
アドリアによると、トラックはCars.comで格安で購入したものだったものの故障が多く、「このトラックを直すために銀行口座の半分を使った」と冗談交じりに告白。撮影期間中には高速道路で何度も立ち往生し、遅刻しないよう撮影チームの輸送部門に迎えに来てもらったこともあったという。
プレミアには巨大モンスタートラックで登場
愛車をめぐるエピソードを持つアドリアだが、8月26日にロサンゼルスで開催された『オンスロート』のプレミアでは、映画をテーマにした巨大なモンスタートラックに乗って会場入り。
プレミアには恋人のジェイソン・モモアも駆けつけ、アドリアをサポートした。ジェイソンはSNSで、アドリアについて「最高にタフ」と称賛している。
「今までなかった筋肉」がついた次回作
アドリアのアクション俳優としての挑戦は、『オンスロート』だけでは終わらない。
次回作には、ジェームズ・ガンが手がける『スーパーマン』の続編『マン・オブ・トゥモロー(原題:Man of Tomorrow)』が控えている。
アドリアが演じるキャラクターの詳細については正式に明かされていないが、本人によると、出演に向けて1日2〜3時間のトレーニングに取り組んでおり、「人生で一度もなかった筋肉がついている」と話している。
なお、『マン・オブ・トゥモロー』はすでにクランクアップしたわけではなく、撮影が始まったばかり。2027年7月9日の全米公開が予定されている。
壊れかけのトラックで撮影現場に通いながら、スクリーンではスーパーソルジャーに立ち向かう元スナイパーを演じたアドリア。『オンスロート』は、彼女の新たなアクション俳優としての一面を存分に楽しめる作品となりそうだ。

















