全米で10月2日に公開されたトム・クルーズ主演『DIGGER/ディガー』の評価が、真っ二つに割れている。その賛否をそのまま並べた新スポット映像が解禁され、ひと足早く本編を観た渡辺謙からは「完全にノックアウトされました」という絶賛コメントが届いた。(フロントロウ編集部)
「この10年で最高」と「耐えられない」が同居
トムとアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の異色タッグによる本作は、全米公開と同時に批評が二極化した。「とんでもなく大きくスイングして空振っている」「全くもって耐えられない映画」と突き放す声がある一方で、「時を経ても色褪せない、トム・クルーズの傑作」「この10年で最高の映画」「この美しくも狂った映画の毎秒全てが愛おしい」と熱烈に支持する声も多い。
トムが演じるのは、石油採掘会社のCEOで大金持ちの権力者ディガー。利益しか頭にない彼の欲深い行動がきっかけで地球が滅亡の危機に陥り、大統領から尻ぬぐいを命じられる。トム自身が「この役を演じられるようになるまで40年かかった」と語るほどの役どころだけに、受け止め方が割れるのも無理はないのかもしれない。

スポット映像は、真逆のレビューを投げつける
新たに解禁されたスポット映像は、この“割れっぷり”を逆手に取った作りだ。「傑作/不快」「最高/困惑」「圧巻/苦痛」と、正反対の評価が次々に映し出され、最後は「同じ映画 見える真実は違う」という一文で締めくくられる。どちらの評価に乗るかは、劇場で自分の目で確かめてほしいというメッセージだろう。
『ラスト サムライ』から23年、渡辺謙の“お返し”
この大混乱のなかで、迷いのない絶賛を寄せたのが渡辺謙だ。ふたりは2003年の『ラスト サムライ』で共演して以来、互いへの敬意を育んできた間柄。2025年12月には、渡辺が出演する映画『国宝』の上映会をトムが米ロサンゼルスで開いている。アカデミー賞の投票権を持つ会員を招いた会は満席となり、トムは上映前に「本当に並外れた作品です。大スクリーンで見るべき、非常に特別な映画です」とエールを送った。

その盟友の最新作をひと足早く観た渡辺は、「トムにやられました。129分ノーガードで撃ち合い、完全にノックアウトされました。凄いぜトム!!」とコメント。賛否どちらに振れるかではなく、作品の熱量そのものに打ちのめされたという感想だ。
トムと監督は10月5日(月)から7日(水)まで来日し、大規模なプロモーションを行なう予定。来日前には日本のファンに向けたメッセージで、今回の役を「断トツにぶっ飛んだ役」と表現していた。共演はリズ・アーメッド、ジョン・グッドマン、ザンドラ・ヒュラー、ジェシー・プレモンス、マイケル・スタールバーグ。『DIGGER/ディガー』は10月9日(金)より全国ロードショー。

















