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クリスティナ・アップルゲイト、多発性硬化症は誤診?喜べない理由とは

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クリスティナ・アップルゲイト、多発性硬化症は誤診?喜べない理由とは
写真:Getty Images

 2021年に多発性硬化症(MS)と診断されたことを公表し、闘病生活について発信してきた俳優のクリスティナ・アップルゲイト(54)が、その診断が誤りだったと涙ながらに明かした。本来なら朗報のはずの知らせに、本人は「振り出しに戻った」と語っている。(フロントロウ編集部)

医師の「おめでとう」に「まったく喜べなかった」

 アップルゲイトが打ち明けたのは、自身と同じくMSを患う俳優ジェイミー=リン・シグラーとともに司会を務めるポッドキャスト『MeSsy』の10月20日配信回。数か月にわたる休養と入院生活を経て、久しぶりに番組に復帰した回だった。

 病室に入ってきた担当医から、こう告げられたという。「おめでとう、あなたはMSではありません」。周囲は一様に喜んだが、本人だけは違った。「私はまったく喜べなかった。ほかのみんなはすごく喜んでいたけど」と振り返り、「きっとみんな『泣き虫だな、MSじゃなかったんだからいいことじゃないか』って言っていると思う。でも、私はいまショック状態なの」と言葉を詰まらせた。

症状は消えず、「振り出しに戻った」

 米E! Newsによると、アップルゲイトに最初の異変が起きたのは2021年1月。つま先のしびれが脚全体に広がり、脳のMRI検査や脳脊髄液の検査を重ねた末に、脳に40近い病変が見つかり、MSと診断された。その後は何年も点滴治療を続けてきたが、数年前に医師が治療を中止してB細胞の数値を経過観察したところ、数値に変化が見られなかったため、診断そのものが見直されることになったという。

 問題は、MSではないと判明しても、症状が消えたわけではないことだ。「誤診だとわかったからって、急に良くなるわけじゃない。良くなってなんかいない。むしろ、ある面では悪くなっている」とアップルゲイトは訴え、「だから、自分の何が悪いのかわからない振り出しに戻ったの」と続けた。現在も週3回のリハビリに通い、病院では車いすが欠かせない。車から診察室まで歩くこともできないという。

 MSの啓発活動を続けてきただけに、「みんなをがっかりさせてしまったのでは」という思いにも苦しんでいると明かした。「毎日がつらいのには理由があった。でも、いまはその理由がない。すごく不安で、混乱している」。

「MSと診断された人の約5人に1人は……」

 続けて配信された番組には、米シダーズ・サイナイ医療センターの神経内科医マルワ・カイシー准教授が出演。MSの診断を確定できる単一の検査は存在せず、MSと診断された人のおよそ5人に1人は、実際にはMSではなかったという研究結果があると説明した。

 コメディドラマ『マリード・ウィズ・チルドレン』で知られ、エミー賞の受賞歴もあるアップルゲイト。Netflixの『デッド・トゥ・ミー』では、車いすを利用しながら撮影現場に通い、最終シーズンを撮り終えた。今後は医療チームとともに、2021年から自身の体に何が起きていたのか、その原因を改めて調べていくという。

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