AIに任せた卒業式が大混乱ーー名前を誤読とスキップで学長にブーイング


米アリゾナ州のコミュニティ・カレッジで、卒業式の名前読みあげに導入されたAIシステムが誤読やスキップを連発し、式が中断する騒動となった。当初、やり直しを拒否した学長は卒業生からブーイングを浴び、その後再実施を認める事態となった。(フロントロウ編集部)
AIが名前を誤読・スキップし、式が中断
米GovTechや米AZFamilyなどによると、米時間5月15日、アリゾナ州グレンデール・コミュニティ・カレッジの卒業式で、卒業生の名前読みあげに導入されたAIシステムに不具合が発生。スクリーンに表示される名前と壇上を歩く学生がずれたり、一部の名前が読み飛ばされたりする混乱が起きた。
卒業生のグレース・ライマーさんは「私にとっては大切な時間だったんです。学校がただ笑って説明をしていたことに私は傷つきました」と語った。
また、別の卒業生マライア・チャベズさんは、同時期に幼稚園を卒園する5歳の子供を育てている。「(名前が読み上げられなかったため)子供は、私が席に戻るまで、私を見つけることができなかったのです。ものすごくショックでした」と語った。
学長が「やり直し拒否」でブーイングを浴びた理由
ティファニー・ヘルナンデス学長は当初「やり直しはできない」と主張していた。「ステージを歩き、写真を撮ることはできましたよね。それが大切なことだと思うので」と説明したものの、卒業生から一斉にブーイングが起き、学長は判断を撤回することに。
すでにその場を離れた人々はいたものの、希望した生徒のみで、最終的に人間の司会者が名前を読みあげるやり直しの式が行なわれたそう。「学長が壇上でブーイングされる様子」の動画もSNSで拡散され、AI導入の失敗例として注目されている。












