オリヴィア・ロドリゴ、約3年ぶりの新アルバム——異例の2部構成に注目


米歌手オリヴィア・ロドリゴが、約3年ぶりとなる3枚目のスタジオ・アルバム『you seem pretty sad for a girl so in love』を6月12日にリリースする。ロンドン滞在を経て、これまででもっとも実験的になると予告された全13曲。その内容とは…。(フロントロウ編集部)
タイトルは「恋に落ちた女の子にしては、なんだかずいぶん悲しそうだね」——2部構成の意味
大ヒット作『SOUR』『GUTS』に続くオリヴィア・ロドリゴの3rdアルバムは、『you seem pretty sad for a girl so in love』(すべて小文字表記)。直訳すれば「恋に落ちた女の子にしては、なんだかずいぶん悲しそうだね」という、どこか皮肉めいた一節だ。6月12日にゲフィン・レコード(Geffen Records)から発売される。
このタイトルは、2026年4月2日にロサンゼルスのピンクの壁に書かれる形で発表された。複数の都市にヒントがばらまかれる凝った仕掛けも話題を呼んだ。
収録は全13曲。注目すべきは、アルバムが2つのパートに分かれている点だ。1〜7曲目には「Girl So in Love(恋している女の子)」、8〜13曲目には「You Seem Pretty Sad(ずいぶん悲しそうね)」というサブタイトルが付けられ、タイトルそのものを前後半で分割した構成になっている。
「ポップ・ロックからの転換」——ロンドンが生んだ音
これまでのオリヴィアといえば、初期衝動的なポップ・ロックが代名詞だった。しかし本作は、その路線から大きく舵を切るという。本人は過去のインタビューで、今作がキャリアでもっとも実験的な作品になると語っており、その背景にはロンドンで過ごした時間の影響があるとされる。
本作の中心にあるのは「悲しいラブソング」というテーマだ。先行シングルは2曲。4月17日に「drop dead」、5月22日に「the cure」が解禁され、ファンの期待を高めている。プロデュースは、デビュー以来オリヴィアの音を支えてきた盟友ダニエル・ニグロが続投している。
秋からは86公演の大型ツアーへ
アルバムリリース後、オリヴィアは大規模なワールドツアー「The Unraveled Tour」に乗り出す。2026年9月25日・26日の米ハートフォード公演で開幕し、2027年5月10日のロンドン公演まで、北米とヨーロッパで計86公演を行なう予定だ。
約3年ぶりの新作と、過去最大規模のツアー。新たなフェーズに入ったオリヴィア・ロドリゴの夏が、いよいよ動き出す。












