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マックルモア追放に抗議し、エド・シーランのツアーから4組全員が離脱

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マックルモア追放に抗議し、エド・シーランのツアーから4組全員が離脱
写真:AP/アフロ

 エド・シーランの「ループ・ツアー」でオープニングアクトを務めていた4組が、相次いでツアーを離脱した。発端は、マックルモアがエド・シーランのステージでパレスチナ支持を訴えたことへのプロモーター側の対処だった。(フロントロウ編集部)

ビリー・アイリッシュの兄、フィニアスも離脱

 9月15日、エド・シーランの「Loop Tour」に参加予定だったアーティストたちが相次いでツアーからの離脱を表明した。ビリー・アイリッシュの兄でグラミー賞受賞プロデューサーのフィニアス、アイルランドのシンガーソングライター、アーロン・ロウ、デンマークのポップバンド、ルーカス・グラハム、そしてシーランのツアーバンドとして参加していたアイルランドのバンド、ビーオガ。4組はいずれも、マックルモアがツアーから外されたことを受けて離脱を決めた。

 ルーカス・グラハムは声明で、「お金があるからといって、会話を支配する権利が与えられるわけではない。誰かの銀行残高によって、誰が発言できるのか、どの苦しみについて語っていいのかが決められるべきではない」と主張。フィニアスも「抑圧されている人々のために声を上げるアーティストを黙らせてはならない」とし、「私はパレスチナとその人々を支持する」と表明した。

 アーロン・ロウは、「億万長者がその権力を使って、イスラエルによるジェノサイドに反対する人々の正当な声を封じようとするのを、黙って見過ごすことはできない」と説明。ビーオガも、パレスチナの自由を訴える人々を沈黙させる会場で演奏することはできないとの立場を示した。

何が起きたのか

 発端となったのは、マックルモアが米ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行われた公演で、パレスチナへの支持を表明したことだった。ステージでは「Free Palestine」と発言し、パレスチナへの連帯をテーマにした抗議曲「Hind’s Hall」も披露した。

 その後、複数の会場がツアーのプロモーターであるメッシーナ・ツーリング・グループに対し、マックルモアが出演する場合は公演を開催できないとの意向を伝えたと報じられ、マックルモアはツアーから外れることになった。

 この一連の経緯についてシーランは、「マックルモアがツアーから外れたのはプロモーターの判断で、私の決断ではない」と説明。会場側との間で解決策を探ったものの、最終的に会場とプロモーターの判断を覆すことはできなかったと明かした。そのうえで、マックルモアが自身の信念のために声を上げる姿勢には敬意を抱いているとした。

 一方、マックルモアは、ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーで、ジレット・スタジアムを所有するクラフト・グループのCEOでもあるロバート・クラフトが、ほかのスタジアム所有者にも働きかけたと主張している。クラフト側は、マックルモアの発言などを理由にジレット・スタジアムへの出演を認めない意向を示したが、ほかの会場にも働きかけたとの主張については明らかにしていない。

 アーロン・ロウとルーカス・グラハムは、マックルモアに代わって残りの米国公演に出演する予定だった。ビーオガはシーランのツアーバンドとしてステージに参加しており、フィニアスは11月から12月にかけて南米6公演でオープニングアクトを務める予定だったが、いずれも出演を取りやめることになった。

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