マックルモア、エド・シーラン公演でパレスチナ支持表明


エド・シーランのツアーでサポートアクトを務めているラッパーのマックルモアが、ステージ上でパレスチナへの支持を表明した。この発言を受け、マックルモアをツアーから外すよう求める請願が起きている。米Varietyなどが9月7日(米時間)に報じた。(フロントロウ編集部)
ステージで「Free Palestine」、その後「Hind’s Hall」を披露
9月4日(米時間)、ニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで行なわれたエド・シーランの「Loop」ツアー公演。サポートアクトとして登場したマックルモアは、「Free Palestine」と声を上げ、ガザ地区やヨルダン川西岸地区の人々に向けて「忘れていない」と呼びかけた。その後、パレスチナへの連帯を訴える楽曲「Hind’s Hall」を披露した。翌5日の公演でも同様のメッセージを発信している。
マックルモアは以前からパレスチナ問題について積極的に発言してきた。「Hind’s Hall」は2024年に発表された抗議曲で、親パレスチナの学生運動に着想を得た楽曲。収益は国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の人道支援に寄付するとしている。
イスラエル系団体がツアーから外すよう要求
この発言を受け、イスラエル系アメリカ人団体のIsraeli-American Council(IAC)は、マックルモアを「Loop」ツアーの残りの日程から外すようエド・シーラン側に求める請願を開始した。
請願では、エド・シーランのコンサートは「政治集会でも抗議活動でもない」としたうえで、サポートアクトが世界規模のコンサートという場を利用して、一方的な政治的主張を発信することの是非を問題視している。なお、Varietyによると、請願に集まった署名数は公表されていない。
一方、マックルモアは翌日の公演で、自身の発言はユダヤ人への批判ではないと説明。「私のメッセージは平和のためのもの」と述べ、すべての人が尊厳や敬意、平等をもって扱われるべきだと主張した。
エド・シーラン側は、この件について現時点で公式なコメントを発表していない。
マックルモアの発言をめぐっては、会場を後にした観客がいた一方、音楽は人権問題について声を上げる場でもあるとして支持する声も出ている。今回の一件は、アーティストがコンサートで政治的・社会的メッセージを発信することをめぐり、改めて議論を呼んでいる。















