グラミー賞を2度受賞したラッパーのドーチーが、映像シリーズ「Swamp Sessions」を再始動させた。第1弾として公開されたのは、新曲「BOMBS」のパフォーマンス映像。画面には「爆弾」「監督:ドーチー」といった日本語の文字が並ぶ。(フロントロウ編集部)
約1分半、本人が監督
「BOMBS」(読み:ボムズ)の映像は、YouTubeと本人のSNSで公開された。曲の長さは約1分半。スピード感のあるトラックに、ドーチーの鋭いラップが乗っていく。
監督を務めたのはドーチー自身だ。タイトルの「BOMBS」は日本語で「爆弾」と表示され、「監督:ドーチー」「ドーチーの『爆弾』」という日本語の表記も映像に登場する。日本のファンには思わず目が止まる演出だろう。
ソロ名義での動きは、2026年4月にレディー・ガガと組んだ映画『プラダを着た悪魔2』の楽曲「Runway」以来となる。

ブレイクの出発点に戻ってきた
「Swamp Sessions」は、ドーチーが2024年のミックステープ『Alligator Bites Never Heal』を出す前に展開していた映像シリーズ。短い曲やフリースタイルをYouTubeなどで発表する場で、「NISSAN ALTIMA」や「CATFISH」といった代表曲もここから生まれていった。
2025年に大ヒットし、第68回グラミー賞で最優秀ミュージック・ビデオ賞を獲った「Anxiety」も、もとはこのシリーズから生まれた曲だ。『Alligator Bites Never Heal』は第67回グラミー賞で最優秀ラップ・アルバムを受賞し、ドーチーはローリン・ヒル、カーディ・Bに続いて同賞を受けた史上3人目の女性アーティストになった。

デビュー・アルバムはまだ出ていない
ドーチーは1998年生まれ、米フロリダ州出身。2022年にケンドリック・ラマーやSZA(シザ)が所属するトップ・ドーグ・エンターテインメント(TDE)と契約し、同レーベルが初めて契約した女性ラッパーになった。自らを「Swamp Princess(沼の姫)」と呼ぶのも、この頃からだ。
2025年にはBLACKPINKのジェニー「ExtraL」やファレル・ウィリアムス「Get Right」、SZA「girl, get up.」などに次々と参加し、初のヘッドライン・ツアー「The Live from The Swamp Tour」も行った。年末にはケンドリック・ラマーの「Grand National Tour」にもゲスト出演している。
これだけの実績がありながら、デビュー・アルバムはまだリリースされていない。原点の映像シリーズに戻ってきた今回の「BOMBS」が、次の章の始まりになりそうだ。


















