BLACKPINKのジェニーが、最新EP『Fallen Angel』を8月28日にリリースした。同時にタイトル曲「Fallen Angel」のミュージック・ビデオも公開。この曲は、ソロ・アーティストとして来日した際のステージで、まだ音源が出ていない新曲として披露されていたものだ。(フロントロウ編集部)
タイトルの“堕天使”は、ジェニー自身のこと
「Fallen Angel」は、愛する人とともに現実から抜け出し、安らぎを見つけられる場所へ連れ去ってほしいと願う曲だという。タイトルにある“Fallen Angel=堕天使”はジェニー自身を象徴していて、自分を救い出してくれる存在を求めながらも、その願いが叶わなければ待ち受ける暗闇に身を委ねるしかない、という危うさが底に流れている。
歌詞で描かれるのは、自らの翼を手放してでも、大切な人とともにここではないどこかへ逃れたいという渇望だ。ドリーミーで幻想的なサウンドと繊細なボーカルが重なり、孤独、愛への希求、そして救済を求める心が1曲のなかに畳み込まれている。これまでのジェニーが見せてきたパワフルな表現とは、明らかに別の方向を向いた楽曲だ。
オフィーリアから始まり、炎の建物で終わる
その世界観をそのまま映像にしたのが、同時公開されたミュージック・ビデオだ。冒頭、白鳥が泳ぐ湖の上にジェニーが浮かんでいる。やがて水中へと沈んでいく姿は、シェイクスピアの戯曲『ハムレット』に登場するオフィーリアを想起させる。そこから場面は、植物の蔓に覆われた部屋、赤い蝶が舞う草原へと移り変わっていく。
美しい映像の裏側で、物語は少しずつ暗さを帯びていく。終盤、天使の翼を持つ子どもに導かれたジェニーは、炎に包まれた建物へと足を踏み入れる。炎のなかを進んだ先で彼女が目にするのは、赤い衣装をまとった現在の自分と、幼い頃を思わせるもうひとりの自分が、棘で作られた繭のなかに横たわる姿だ。
そのふたりごと炎に飲み込まれようとする光景で映像は閉じる。“堕天使”というモチーフに、無垢と喪失、孤独、そして救済というテーマが、象徴的に重ねられた映像だ。
3曲入りのEPに、来日で歌った曲が並ぶ

EP『Fallen Angel』は、「FALLEN ANGEL」「HEAVEN」「Less than a Lover」の全3曲入り。ジェニーは今夏、ソロ・アーティストとして日本のステージに立ったばかりで、世界的ヒットとなったソロ曲や、夏の淡い恋を描いた「Less than a Lover」に加え、当時まだ未発表だった「Fallen Angel」も披露していた。会場を沸かせたあの新曲が、こうして正式に音源化されたことになる。
ジェニーは8月にサマーソニック2026への出演が話題を集めたほか、『Lollapalooza』のディズニープラス配信にも名を連ねるなど、この夏はフェスのステージが続いていた。音楽だけでなくファッションやビジュアルまで含めたクリエイティブで存在感を示してきた彼女が、新しいチャプターでどんな世界を見せるのか。その入り口が、この3曲だ。
9月18日、『Fallen Angel』の日本盤CDが10月30日に発売決定
配信中のEP『Fallen Angel』が、日本盤CDとして10月30日(金)に発売されることが決まった。フィジカル盤には、8月に配信された3曲に加え、夏のフェスティバル・ツアーでも披露した「Sweet Tooth」「Lock It Down」、そして「Faith」を収録。配信版には入っていない3曲を含む、全6曲の構成になる。
日本盤には歌詞と対訳が付き、初回封入特典として、全9種のサイン入りフォトカード(サインはプリント)から3種がランダムで入るほか、両面ポスターとジャケットステッカー2種も封入される予定。さらにタワーレコードやHMV、楽天ブックス、Amazon.co.jpなどでは、店舗ごとの先着購入特典も用意される。価格は3,080円(税込)。




















