FRONTROW

ダイアナ妃やマドンナの髪を手がけた美容師、ジョン・フリーダさん死去 75歳

FRONTROW Editorial Dept.
BY FRONTROW Editorial Dept.
ダイアナ妃やマドンナの髪を手がけた美容師、ジョン・フリーダさん死去 75歳
写真:WireImage

 ダイアナ妃やマドンナ、ニコール・キッドマンらのヘアスタイリングを手がけたイギリスのヘアスタイリストで、ヘアケアブランド「ジョン・フリーダ」の創業者、ジョン・フリーダさんが亡くなった。75歳だった。(フロントロウ編集部)

家族に見守られて旅立つ

 訃報は、ジョンさんがロンドンに開いたサロンが11月3日付でInstagramに投稿した声明で伝えられた。声明では「家族に囲まれて、安らかに息を引き取りました」と報告されたが、死因や亡くなった場所は明かされていない。

 サロンのスタッフは、「ジョンは私たちにとって師匠以上の存在で、ヘア業界の真のアイコンでした。すべてを教え、私たちを信じ、成長させてくれた人です」と、その死を悼んだ。義理の娘であるアジア・アニェッリもInstagramで「今日、世界でいちばん素敵な人を失いました」と別れの言葉をつづっている。

医者になるはずだった少年が「スターの美容師」に

 1951年にロンドンで生まれたジョンさんは、サロンを営む父親から医者になることを望まれていた。しかし、本人によると、美容師の道を選んだのは勉強から逃げたかったからだという。「褒められた理由ではなかった」と、のちに振り返っていた。

 16歳で名門サロンの著名なヘアスタイリスト、レナード・オブ・メイフェアのもとで働き始め、ツイッギーやジャクリーン・ケネディ・オナシス、ザ・ビートルズの撮影にもアシスタントとして立ち会った。

 ジョンさんの名を一躍広めたのが、1976年に俳優のジョアンナ・ラムリーがドラマの役作りのために依頼したボブヘアだった。役名にちなんで「パーディー」と呼ばれたこの髪型は社会現象となり、開業したばかりの自身のサロンは半年先まで予約で埋まったという。

 その後、ダイアナ妃、マドンナ、サラ・ジェシカ・パーカー、ニコール・キッドマン、スカーレット・ヨハンソンらも顧客に名を連ねた。

うねり髪向けの「フリッズ・イーズ」は今も定番

 1980年代後半からは、スタイリング剤やヘアケア商品の開発に軸足を移した。髪の広がりやうねりを抑える「フリッズ・イーズ」シリーズは、現在も定番商品として販売されている。2002年9月には、日本の花王が米国の子会社を通じてブランドを展開する会社を買収した。

 私生活では、1977年にスコットランド出身の歌手ルルと結婚し、息子のジョーダンをもうけたが、1991年に離婚。その後、エイヴリーと再婚し、2人の子どもをもうけた。

 サロン開業50周年を迎えた2026年6月、ジョンさんは英国ビューティー協会の取材で、仕事のやりがいについてこう語っていた。「お客さまに、人生でいちばんのヘアカットを提供すること。それが何よりの報酬なんです」

MORE

FEATURE

RECOMMEND