アンジェリーナ・ジョリー、離婚後初の広告収入は全て寄付

　Photo: Guerlain

　パリの老舗フレグランスメゾンであるゲランが、女優のアンジェリーナ・ジョリーを新フレグランスのミューズとして迎えた。

アンジェリーナにインスパイアされた香り

　ゲランの歴代調香師の情熱と、豊かな経験の積み重ねによって、揺るぎない自信とこだわりが息づく、200年近くにおよぶメゾンの歴史を呼び覚ます。

　ゲランを象徴するクアドリローブボトルに収められたモン ゲランは、アンジェリーナにインスパイアされた香りとなっており、力強くも優しい、自由で官能的な現代のフェミニニティにオマージュを捧げている。

収入は慈善活動に寄付

　アンジェリーナとゲランの間には、彼女の母親が大切にしていたアイリスやスミレが香るゲランのパウダーの思い出から始まり、何十年の長きにわたる関係がある。そして彼女はゲランから品質、エレガンス、女性らしさを連想するという。

　その後、ゲランはアンジェリーナが監督を務めた映画『ファースト・ゼイ・キルド・マイ・ファザー』の指揮をとっていたカンボジアで彼女と出会うことになり、双方のそれまでの目に見えなかった関係が現実のものとなりパートナー関係を結び、ゲランの職人技の伝統、知見、願いを表現する新しいフレグランスの創作がはじまった。  

　また広告用フィルムが撮影されたフランス・プロヴァンスはゲランが採用するカーラ ラベンダーが育成し摘み取られる場所でもあり、アンジェリーナと彼女の家族が長きにわたって愛してきた場所でもある。

　アンジェリーナはゲランの広告から得た収入の全てを慈善団体に寄付する。

伝統的なボトル

　「クアドリローブ」型と言われるボトルの誕生は、1908年まで遡る。3代目調香師ジャック・ゲランの創作した香りを入れるボトルとして、バカラ社にデザインを依頼したことが始まりで、このボトルは名香ジッキーなど伝説的な香りの数々に使用されてきたゲランの大切なシンボル。

　4つの葉に似た姿を持つ蓋の形状は、控えめかつシンプルでありながらもグラフィックな姿でカドリローブ＝四つ葉型といわれるしっかりしたフォルムを成している。

　そして2017年、モン ゲランのためにモダンにアレンジされた新たな装いのクアドリローブボトルが誕生した。

モン ゲラン オーデパルファン

　極上の素材が美しく高め合う、 フレッシュ オリエンタルな香り。ゲランが届ける女性のための新しい香りは世界中から集められた稀少な素材によって創作されたもので、香料ひとつひとつにこだわって創りだされたこの香りは、調香師の深い愛情から紡ぎだされており、真のあなたらしさを映し出す究極の香りとなっている。

モン ゲラン ボディローション/シャワージェル

　しっとりと肌に潤いを与えながらも表面はシルキーに仕上げる ボディローションは、肌をしなやかに柔らかく整えベルベットの様に。ほんのりと広がるフレッシュ オリエンタルの香りが至福の時を与えてくれる。

　そしてリッチな泡立ちで優しく肌を洗い上げるシャワージェルは、バスタブに注いでバブルバスとしての使用でき、バスルームに豊かに広がる香りが楽しめる。

　左からボディローション、シャワージェル。