チャーリー・パーカーを指先で操る男──驚異のギタリスト、パスクァーレ・グラッソが放つ最新作と来日公演に注目
チャーリー・パーカーの難曲を、まるで遊ぶように指先で操る男がいる。パスクァーレ・グラッソ──イタリア出身、現在はニューヨークを拠点に活動するギタリストだ。
最新ソロ・アルバム『ソロ~ビ・バップ!』がついに配信開始。すべての楽曲を一人で演奏するという挑戦的な内容で、冒頭からチャーリー・パーカーの「チェイシン・ザ・バード」が炸裂。全ての指の独立性を極限まで高めたテクニックに圧倒される。
音楽的土壌にはピアノ奏者のエッセンスがぎっしりと詰まっている。アート・テイタム、バド・パウエル、セロニアス・モンク……彼らの鍵盤の“花火”をギターに置き換えて再現する耳の良さと絶対音感。まさに、ビ・バップの魂...