世界共通の色見本を作っている米メーカー、パントン(Pantone)社が、その年のファッションや美容、インテリア、社会経済などをつかさどる色として毎年発表している「カラー・オブ・ザ・イヤー」を今年も選出。
2017年を象徴する色として選ばれた色が「なんだかイマイチだ」と人々からブーイングを浴びている。
今年の大注目カラーとして同社が選んだのは、安らぎと再生を意味するフレッシュな黄緑色の「グリーナリー(Greenery)」。
「自然を想起させ、社会的、政治的に複雑な現代社会を生きる人々に希望をもたらす色」という深い意味を込めて選ばれたものの、同社の期待に反して、発表直後から世間ではネガティブな意見がちらほら…。
「2017年の色」への人々の感想は…?
SNS上では、「どうやって取り入れていいのかわからない」、「着こなせる人いるの?」など、難易度がかなり高めのグリーナリーへの不満とともに、さまざまなジョークが飛び交い、すっかりネタにされてしまっている。
ツイッターなどで見られた声の一部を紹介。
「(ミドリガメのキャラクター)フランクリン・ザ・タートルの色みたい」
「15年くらい前に家電業界で流行ったダサいグリーンをリサイクルしたってわけね」
「(セサミストリート)のカーミットの色と完全に一致」
「俳優のジャレッド・レトが出会った運命の1着の色だね」
「キッズ・チョイス・アワードでセレブたちが浴びせられている緑色のスライムの色みたい」
確かに、グリーンは一般的に肌がくすんで見える視覚効果があるため、昔からファッションやメイクで取り入れるのは難しいと言われている色。
もちろん、「緑の木々を思わせる美しい色」、「抹茶みたいでキレイ!」、「ここ数年は淡い色ばかりだったから明るくて良い」などのポジティブな意見もあるものの、使いこなすには研究と工夫が必要そう。
2017年の春夏コレクションのランウェイにもグリーナリーが登場。左からEtro、Lacoste、Emillio Pucchi、Michael Kors。
ネイルや小物でアクセントにするならマネしやすい?