英スカイで1月19日に放送されるはずだった故マイケル・ジャクソンを題材にしたTV映画『アーバン・ミスズ』が、娘パリス・ジャクソンからの「本当に気分を害された」という批判を受けて放送の中止を発表した。
当初から批判が集まっていた
『アーバン・ミスズ』はマイケルの30周年記念コンサートに来ていた女優のエリザベス・テイラーと俳優のマーロン・ブランドが9.11同時多発テロのため飛行機で帰ることができずマイケルと共に3人でレンタカーで自宅に帰ったという都市伝説を題材にしたコメディ映画。
同作はマイケル役に白人俳優のジョセフ・ファインズが起用されたことなど、当初から批判の多い作品だった。
そして今週予告編が公開されると、マイケルをはじめ出演者の姿が醜く描かれているとしてファンから大ブーイングが。娘のパリスは「正直言って、吐きたくなった」「私の父だけでなく、私の後見人であるリズ(エリザベス・テイラー)に対しても、明らかに意図的に侮辱していて、すごく腹立たしい」などとツイッター上で怒りをあらわに。
これを受け、1月13日に放送局のスカイが声明を出して放送中止を発表。
「マイケル・ジャクソンの家族からの懸念を考慮して、スカイアーツのアーバン・ミスズ・シリーズでのエリザベス、マイケル、マーロンが登場する30分番組は放送しないことを決めました。真実だとウワサされている出来事に対して愉快な見方をするという手法を取っており、気分を害するつもりはもうとうありませんでした。(主演俳優の)ジョセフ・ファインズは我々の決断を100%支持しています」と声明で語った。