シンガーのマドンナが、アフリカ大陸のマラウイ共和国から新たに2人の子供たちを養子として迎え入れるべく、現地の裁判所に申請を行ったと報じられたものの、本人がすぐさまこれを否定した。
マラウイ政府がマドンナの養子縁組申請を発表
現地時間の今週水曜日(1月25日)、マラウイ共和国の政府報道官が、マドンナが厳重な警備のもと首都リロングウェの最高裁判所を訪れたと発表。
さらに、現地新聞が、その後マドンナが養子縁組の申請をしたとみられる子供のうちの1人を抱き、取り巻きの1人がもう1人の子供を抱いて判事室を後にする姿が目撃されたと報道したことを受けて、世界各国のメディアは、現在58歳になるマドンナが、2006年に養子として迎え入れた男児デヴィッド、2009年に迎え入れた女児のマーシーに続き、同国から3人目と4人目となる養子を迎え入れる準備をしていると一斉に報道した。
マドンナ本人が報道を否定
しかし、マドンナは、報道を受け米Usウィークリー誌を通じてすぐさまこのウワサを否定。「マラウイには、現在ブランタイヤ地区に建設中の小児病院の進行状況の確認と他のチャリティ活動をしに来ただけ。養子縁組の手続きをしているというウワサは事実ではありません」とコメントした。
熱心なチャリティ活動家として知られるマドンナにとって、マラウィは10年以上も前から特に支援活動に力を入れている思い入れの強い国。
過去には自身が立ち上げた慈善団体「レイジング・マラウィ」を通じて集まった寄付金をもとに小学校を建設したり、今年中には上の本人のコメントにもある小児用の医療施設も開業を控えており、それだけに、もしも彼女がまた愛着のあるマラウイから新たに養子を迎え入れようと決断しても不思議はないと思われたけれど…。
一体なぜ、マラウイ政府の広報が彼女が養子縁組の申請をしていると大々的に発表するに至ったのかは今のところ不明。
すでに、現在20歳になる実子の長女ローデスと16歳の長男ロッコに加え、11歳になったデヴィッドとマーシーの計4人を育てるシングルマザーとしてキャリアとの両立を図っているマドンナ。
今回もしも2人の養子が追加になれば、俳優のブラッド・ピットとの離婚後、6人の子供の単独親権を主張している女優の「アンジェリーナ・ジョリーと(子供の数で)並ぶか?」と予想されていたけれど、どうやらその可能性は無さそうだ。
Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/Ayumi Nakazawa、 スプラッシュ/アフロ、 ニュースコム、Instagram/Madonna