1994年から2004年まで放送されていた、人気コメディドラマ『フレンズ』。終了から10数年が経った今もなおファンから続編を望む声が上がるなか、同作品でレイチェル役を演じる女優のジェニファー・アニストンは、続編を作るのは難しいと感じているよう。
「何をやればいいかわからない」
イギリスのテレビ局ITVのエンタメ番組『ロレイン』で、『フレンズ』の続編について尋ねられたジェニファーは、「正直なところ、(続編で)私たちが何をやればいいかわからないの」と、コメント。
その理由について、あのドラマが描いている時代には「一種の懐かしさがある」としたうえで、「みんなが『フレンズ』にすごく愛着を持っているのは、私たちがまだスマホに夢中になっていない時代のことだからだと思うの」と、ドラマの時代と今では状況が変わってしまったことを指摘した。
さらに、「(ドラマの中の)私たちはフェイスブックやインスタグラムをチェックしていないでしょ。一緒の部屋に住んで、コーヒーショップにも一緒に行っていた。そこでただ会話をしていたけれど、今ではそういうことは無くなってしまったわ」とも説明。
いまや、友人と一緒にいるときでもスマホをチェックすることが当たり前になっている時代。『フレンズ』のキャラクターたちのような、シンプルな友人関係は少なくなってしまった。
それゆえに、ジェニファーは続編を作ったとしても、今の時代とは合わないのではないかと考えているよう。
あのキャラクターたちは、現代ではどんな生活をしているんだろう?と気になるファンの気持ちも理解できる。しかしジェニファーの言う通り、スマホがないあの時代の雰囲気こそが、『フレンズ』の大きな魅力の1つなのかもしれない。
Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/ Megumi Kuga、スプラッシュ/アフロ、ニュースコム