故マイケル・ジャクソンの長男である19歳のプリンス・マイケル・ジャクソンは、父のステージでの才能を受け継いでいるのか? 本人が珍しくLos Angels Times紙のインタビューに応え、その真相を明かした。
歌とダンスの才能は…
プリンスいわく、パフォーマンスという意味での音楽の才能は自身にはないという。
「みんな僕が歌かダンスの世界にいくと思っているようだね。確かに音楽は人生の大きな一部だよ。家族のこともあって、僕という人間を形成してくれたからね。でも僕は昔から制作がしたかったんだ。父に将来何がしたいかと聞かれるたびに、いつも制作と監督って答えていたよ」
さらにプリンスは、生前父から受けた最大のアドバイスも明かした。
故マイケルのアドバイス
もっとも大切にしている父からのアドバイスは、「誰のことも信じるな」だと明かしたプリンス。
「ネガティヴに聞こえるかもしれないけど、自分中心に物事を考えている人が多いから。聞こえが良くてもすぐに相手を信じないできちんと調査するように忠告されたよ。世の中には僕らの素性を知って(自分や自分の兄弟と)交流したいと思う人がたくさんいるんだ」
そして父を失った悲しみについては、「弟も妹も、それぞれ自分なりのやり方で乗り越えたよ。僕の場合は、年齢を重ねるごとに良くなかったね」と明かした。
制作会社「キングの息子」を設立
LAのロヨラ・メリーマウント大学に通っているプリンスは、今年、自身の制作会社を立ち上げた。
その名前は、「King’s Son Production(キングの息子のプロダクション)」。キング・オブ・ポップと呼ばれた父への追悼が込められた。
同社は早くも2本のMVを制作しており、プリンスが父に語っていた夢は、現実のものとなって拡大している。 以下は、プリンスがプロデュースしたMV。
Text & Photo: フロントロウ編集部(FRONTROW)/ Sonia Kim、スプラッシュ/アフロ、ニューコム