【フロントロウ編集部】
「自由」「自分らしさ」「強さ」。誰もが共感できるテーマを歌い、欧米のLGBT+コミュニティでアンセムとして支持されている楽曲をまとめました。
20 ケイティ・ペリー「ファイアーワーク」
「あなたは空気の無駄なんかじゃない/あなたはオリジナル/あなたの代わりはいない」と歌った同曲はケイティがLGBT+コミュニティに捧げた曲。MVには同性カップルも登場する。
19 ケイシー・マスグレイグス「フォロー・ユア・アロー」
自分らしさを追求することを歌ったカントリーソング。「たくさんの男の子とキスしましょう/それともたくさんの女の子とキスしましょう/それがあなたの好みなら」という歌詞が登場する。
18 マックルモア&ライアン・スミス「セイム・ラヴ」
LGBT+の権利をテーマに、グラミー賞にノミネートされた1曲。「わたしは変われない/例えどんなに頑張っても/どんなに変わりたいとしても」というサビを歌っているのは、同性愛者である豪シンガーのメアリー・ランバート。
17 キャス・エリオット「メイク・ユア・オウン・カインド・オブ・ミュージック」
フォークデュオのママス&パパスで知られるキャス・エリオットのヒットソングは、「自分だけの音楽を作るのよ/誰も一緒に歌ってくれなくても」というポジ歌詞がLGBT+のハートをがっしりキャッチ。
16 シェリル・リン「ガット・トゥ・ビー・リアル」
CMでも耳にする王道ディスコソング。「リアル(ありのまま)になる」という歌詞が、「自分らしくあること」に共通するため、多くのLGBT+に愛されている。
15 リリー・アレン「ファック・ユー」
アメリカよりも早い2014年に同性婚を合法化させたイギリス出身のシンガー、リリーのヒットソング。「あなたはゲイはおかしいと言う/そういうあなたは邪悪だと思う」と、差別に喝!
14 ウルトラ・ナテ「フリー」
米ダンスチャート1位を獲得した、アメリカ人シンガーのウルトラ・ナテの代表作。「あなたには自分がしたいことをする自由がある/したいことをして自分の人生をいきなきゃ」と歌う。
13 ケシャ「ウィー・アー・フー・ウィー・アー」
全米でLGBT+の若者の自殺が相次いでいたなか、以前からLGBT+コミュニティの支援に力を入れていたケシャが「わたしたちはわたしたち」というタイトルの同曲を彼らに捧げた。
12 カイリー・ミノーグ「オール・ザ・ラヴァーズ」
LGBT+のファンが多いカイリーがそんな彼らに捧げたラヴソング。MVでは男女関係なく「愛し合う」姿が描かれている。
11 ソフト・セル「テインテッド・ラヴ」
同性愛者であるマーク・アーモンド率いるソフト・セルが自分の心をもてあそぶ相手への恨みを歌い、アメリカの音楽チャートトップ10入りを果たしたヒットソング。
10 ピンク「レイズ・ユア・グラス」
シンガーのピンクは同曲いついて、「人気者グループからのけ者にされた人たちを称える曲」とコメント。すべてのマイノリティの心に訴えかける内容となっている。
9 クリスティーナ・アギレラ「ビューティフル」
「彼らがなんと言おうとわたしは美しい/言葉には屈しない」。個々の美しさを歌った同曲のMVでは、まわりからの冷たい反応に屈することなく一緒に座る男性カップルが登場する。
8 イレイジャ「ア・リトル・リスペクト」
ヴォーカルのアンディ・ベルが幼い頃、母親に「ゲイになっていい?」と聞いた時に「いいわよ。ちゃんとリスペクトを持った態度を取れるならね」と言われたことが曲のインスピレーションとなっている。
7 セルマ・ヒューストン「ドント・リーヴ・ミー・ディス・ウェイ」
「こんな風に私を置いていかないで」と歌った曲は、LGBT+コミュニティではAIDS/HIVでこの世を去った友人たちに捧げるアンセムとして歌われている。
6 マドンナ「ヴォーグ」
LGBT+アンセムにポップの女王マドンナは欠かせない。そしてLGBT+コミュニティで最も愛されているマドンナの曲のひとつと言えば、「音楽に体をゆだねて踊りなさい」と歌うこの曲。
5 ジョージ・マイケル「フリーダム!'90」
2016年に他界した、元ワム!のジョージ・マイケルの軽快なポップソング。当初、同性愛者であることを隠すことに葛藤があったジョージが「自由!」について歌う。
4 グロリア・ゲイナー「恋のサバイバル」
苦難があっても「わたしは生きのびる」とパワフルに歌った同曲。その強さが愛され、フェミニズム運動やLGBT+コミュニティで長年アンセムとして歌われてきた。
3 シンディ・ローパー「トゥルー・カラーズ」
「トゥルー・カラーズ(自分の本当の色)は美しい。虹のように」。LGBT+の象徴である虹という言葉が登場するこの曲は、多くのプライドイベントで耳にされる。
2 レディー・ガガ 「ボーン・ディス・ウェイ」
現代のシンガーの中でもとくに熱心にLGBT+の権利運動に参加しているガガがLGBT+をはじめすべてのマイノリティに捧げた同曲。「自分は生まれつきこうなんだ」と声高に歌う。
1 ダイアナ・ロス「アイム・カミング・アウト」
英語で「カムアウト(come out)」というフレーズには、LGBT+であることを告白するという意味が。それがタイトルになった同曲は、LGBT+アンセムとして愛されている。