【フロントロウ編集部】
世界の国々の中でもっとも国内旅行をする人が多いのが、アメリカ。
日本における年間の国内観光旅行の平均回数は、宿泊旅行が1人0.27回、日帰り旅行が0.31回(環境庁調べ)。それに対してアメリカ人は、年間で1人平均6.7回も国内旅行をしている(タイメリック調べ)。
ではそんなアメリカで人々が旅行に出ようと思うきっかけは何なのか?
旅行魂に火をつける「バケットリスト」
アメリカ人のじつに6割以上がおこなっていると回答したのが、「バケットリスト」の作成。
バケットリストは「生きている間にしたいことのリスト」のことで、「バンジージャンプをしたい」「日本で満員電車に乗ってみたい」「ルービックキューブを完成させたい」など内容は人によってさまざま。バケットリスト作りを手助けするアプリまで存在する。
アメリカ人の64%が「バケットリストがある」と答えており、未到達の地をリスト化する人が多いことが、国内旅行率No.1という数字の実現を手助けしているよう。
旅行に行く理由ベスト4
ではアメリカ人が「旅行に行く理由」としてあげるのは、どんなことなのか?
- 1位 冒険・探検をしたいから
- 2位 リラックスしたいから
- 3位 新しい経験をしたいから
- 4位 家族や友達と過ごしたいから
全体の1位になったのは「冒険・探検をしたいから」。ただ男女別で見た時には、男性の1位は「リラックスしたいから」だった。逆に女性は「冒険・探検をしたいから」が1位に。
旅行のプランを立てるのは、お風呂!?
フライトや宿泊場所はオンラインサイトで探す人が大半だが、何かをしている最中におこなうという「ながら検索」が多いよう。なかには、お風呂中や会議中など、予想外の場所も。
- 1位 テレビを見ている時
- 2位 デスクでランチを食べながら
- 3位 お風呂に入っている時
- 4位 バーまたはレストランにて
- 5位 旅行から帰る道中
- 6位 出勤・帰宅中
- 7位 会議中
- 8位 授業中
さらに、旅行プランを立てる方法はスマートフォンの普及によって大きく変化しており、今回の調査をおこなった旅行情報検索サイトCheapflights.comのアマンダ・フェスタは、「スマートフォンやタブレットが旅行会社へとなっているのです」とフロントロウ編集部に対する声明でコメント。
「想像力を膨らませるヒントや探検に出るチャンスが、手の平の中にある時代になったのです」と続けた。