【フロントロウ編集部】
日本公開を約1ヵ月後に控えた、女優エマ・ワトソン主演のディズニー実写版映画『美女と野獣』(4月21日公開)。名作アニメ映画の実写化作品に期待が高まるなか、主人公のベルを演じるエマが『美女と野獣』に込められた深いメッセージを明かした。
「本好き」の少女である理由
『美女と野獣』の主人公ベルは、歩きながら本を読んだり、毎日のように貸本屋に通ったりするほど本が大好きな少女。そんなベルの「本好き」というキャラクターには、実は深い意味があるのだという。
エマはメディアサイトMashableに対し、「本はすごくパワフルで、人生や物の見方を変える力を持っているわ。そしてこの物語は、本の神聖な本質について語っているの」と、本の持つ力についてコメント。本は自分に自信を持たせてくれるものであり、そういった本の力をこの物語は伝えているという。
またエマは、「私たちは依然として、性別が理由で学校へ行くことが出来ない少女が8,000万人以上もいる世界に住んでいるのよ」ともコメント。「女性である」ということが理由で、十分な教育を受けられない少女が数多く存在するなかで、本を読み、その知識を生かすことの出来る「ベルという女性」を描くことの大切さを訴えた。
エマは自らブッククラブを主催し、フェミニズムに関する本などを通して、男女平等に対する知識を広めるために活動している。そんな彼女が強い共感を覚えたと語るだけあり、ベルのキャラクターにも「男女平等」に対する深いメッセージが込められていた。