米ニュースサイトTMZは、ドウェインがインスタグラムを通じて、名前は明かさなかったものの「弱虫」と呼んで非難した相手は、シリーズ第1弾からの主役で、同作のプロデューサーの1人にも名を連ねる俳優のヴィン・ディーゼルだと報道。
ドウェインは、プロデューサーとしてのヴィンのやり方に不満を抑えきれなくなり、あの発言に至ったと考えられている。
映画関係者の目撃談によると、ドウェインが投稿した例のメッセージを受け、ヴィンは今週火曜日(8月9日)にアトランタの撮影現場内にある彼の楽屋トレーラーを訪問。2人きりで話し合う時間をもうけたもの、事態は収束しなかったという。
その後、ヴィンは、翌日早朝に同作での自身の登場シーンの撮影が全て終了すると、本来なら主役として他のキャストや制作スタッフにしっかりと挨拶して現場を後にするべきところ、「じゃあ、父さん(※)はこれで失礼するよ」と軽く言葉を残して、そそくさとセットを去って行った。
一方、今週木曜日にクランクアップを迎えたドウェインは、自身のインスタグラムに新たな動画を投稿。
メインキャストたちの姿はないものの、同作のスタントチームに感謝の気持ちを伝えると、たくさんのエキストラたちと一緒に和気あいあいとした様子で気合いの掛け声を叫び合う姿が収められている。キャプションに添えられた長文にはこんな内容があった(以下抜粋して翻訳)。
俺はチームワークを重んじる男だ。俺は一緒に仕事をするすべての人たちや彼らの時間、価値観をリスペクトしてる。
家族っていうのは、ときに意見の違いや基礎的な信念の違いでぶつかり合うものだ。俺はそれは良い事だと思う。
結局のところ、俺と『ワイルド・スピード』の8作目の共演者たちは最も重要な部分での意見が一致してる。それは、世界に素晴らしい作品を届けるってことさ。
この自分とは対照的なドウェインの様子に刺激されたのか、その後、今度はヴィンが自身のインスタグラムに意味深な発言の動画を投稿。
穏やかな表情で、長期間に及んだ撮影が終わり、家族の元へ戻れた喜びを語っていたヴィンは、最後にこんな囁きを残して動画を締めくくった。
「少し時間をくれ。そうしたらすべて教えるよ。“すべて“な」。
ヴィンの言う“すべて”が何を意味するのか明らかではないけれど、彼の意味深な表情から、おそらくドウェインとの一件について言っているのだろうと察するファンたちは多く、彼が何かしらの「反撃の準備をしているのでは?」との憶測も飛び交っている。
友好な関係を築いていたはずのベテラン肉体派俳優たちの間に入ってしまった亀裂、今後一体どうなる?