全曲で「人生の一場面を切り取っている」
ドラマ『グリー』でブレイクしたリア・ミシェルがソロアルバム『プレイシズ』で約3年ぶりにシンガーとしてカムバック。
2作目となる今作は、リアが「すべての曲が私の人生の一場面を切り取っている」と語る限りなくパーソナルな作品。「ほかの人の意見を多く取り入れた」という前作『ラウダー』とは異なり、ずっと作りたかったという、歌声にフォーカスしたタイムレスなアルバムが完成した。
そんなパーソナルなアルバム『プレイシズ』のリリースを前に(輸入盤4月28日・国内盤5月3日)、美しい強い哲学を持って生きる女性・リアの素顔を本人の発言からひも解く。
リア・ミシェルの7つの格言
「自分自身の基盤をしっかりさせることが大事。だから私は、ポジティヴな人とだけ付き合い、自己管理をきちんとしているわ」
――リアの幸せのベースになっているのは、ポジティヴな「体」と「環境」。ハリウッドのパーティーシーンからは距離を置き、バランスの良い食生活と適度なエクササイズで体の調子を整え、良い影響を与えてくれる友人に囲まれた生活をしている。ポジティヴをインプットすれば、自然とポジティヴをアウトプットできる人間になれる。
「これまでたくさんの人に『ダメ』と言われ、『限界』を与えられてきたわ。こういう意見に耳をかさなくなった時、おもしろいくらい、自分の可能性が広がるの」
――ハリウッドでの成功を夢見ていたリアは、「鼻を整形するべき」「テレビでウケるルックスではない」などと、複数の人に否定的な意見を言われたそう。ただ最も大事なのは自分自身を信じることであり、自分自身の意見を大切にすることであると確信したリアは、こういった意見を受け入れず、「この時の判断が、その後の人間性やキャリアにとても良い影響を与えた」と語っている。
「何かのために闘わない人は、すべてにおいて負けるわよ」
――これは、リアが母親から受けたアドバイス。リアはたびたびこの発言を口にしており、LGBT+の権利運動をはじめ、リアの社会派な活動や発言の原動力になっている。
「自信家や自慢屋だと思われたくないという理由で自分の功績をきちんと話さない女性を見ると腹が立つわ。男性が自分のスキルや特技を実際より低く表現する姿はあまり見ないでしょ。だったら女性もそうなりましょう」
――成功するためには自分が自分自身に情熱を持つことが大事だと信じているリア。自叙伝『ブルネット・アンビション』で、女性たちに自分自身が自分の成功を認めてそれをパワーにするよう訴えた。
「苦難に負けてしまうか立ち上がるか、自分自身で選ぶ時がくるの」
――2013年に『グリー』の共演者であり最愛の恋人だったコリー・モンティスを薬物の過剰摂取で失ったリア。周囲が休養を勧めるなか、リアはわずか3週間でドラマの撮影を再開。半年後に出演したトーク番組『エレンの部屋』でこう語り、止まるよりも立ち向かうことでポジティヴな未来へ向かうというリアの強い精神力を証明した。
「どんな気分の日でも…、起きるの。服を着るの。(職場や学校に)行くの。そして絶対諦めないの」
――リアがコリーの死後にSNSでシェアした格言。何があっても前に進む、そんなリアのモットーが表れている。
「もう十分だと満足したことはないし、受け身にもならない。つねに次に何かできないことはないかと模索しているわ。この野心的なやる気は父から教わったの」
――自叙伝『ブルネット・アンビション』より。目標は昨日の自分よりも優れた自分になること。現状に満足しないという向上心が、10代でブロードウェイミュージカルを経験し、20代でテレビスターとしてブレイクし、30代になった今に原点回帰となるアルバムをリリースするという、リアのあくなき進化へと繋がっている。
アルバム『プレイシズ』は4月8日(国内盤5月3日)にリリースされる。
リア・ミシェル日本公式サイト:http://www.sonymusic.co.jp/artist/leamichele/