更生を願う母に連れられて番組出演
ダニエル・ブレゴリは13歳だった2016年に、アメリカの有名なお悩み相談番組『ドクター・フィル』に出演。
13歳にして車の窃盗に手を出す娘を更生させたいと願う、母に連れられての出演だった。
ただこの時、スタジオのオーディエンスを「あばずれ」などと呼んでいたダニエルが彼らに発したある言葉が全米を絶句させた。
「Cash me outside, how bout that?」
(キャッシュ・ミー・アウト・サイド、ハウ・バウト・ザット?)
ダニエルが発したのは彼女が友人と使っているスラングらしく、意味が分からない司会者とオーディエンスは困惑の表情を浮かべた。
それを見たダニエルの母親が「外で決着つけてやる、どうよ!?、という意味なんです」と説明した。
キャッシュ・ミー・アウトサイド・ガールが誕生
ダニエルが発した「キャッシュ・ミー・アウト・サイド(外で決着つけてやる)」というフレーズは、2017年に入ってからネット上で大流行。
ダニエルには「キャッシュ・ミー・アウトサイド・ガール」というあだ名をつけられ、当時、ネット上で最も話題の人物に。
これをチャンスと思ったダニエルは、「キャッシュ・ミー・アウトサイド」というキャッチフレーズや自分の顔がプリントされたグッズを販売。約3,000円のTシャツから3万円近くするブランケットまで展開し、その多くを完売させている。
さらにダニエルのインスタグラムのフォロワーは、900万人を突破。広告や商品開発のオファーが殺到し、オリジナルスタンプを開発するなど、次々とビジネスを展開している。
年内には億万長者に
米サイトcelebritynetworth.comは、ダニエル級のフォロワーがいるインフルエンサーには月間1,000万円以上を稼ぐポテンシャルがあると試算。
さらにダニエルは1回のイベント出席につき500万円前後のギャラを受け取っており、この調子だと、年内には億万長者になると言われている。
更生を求める母に連れられて番組出演し、その時の態度の悪さがウケて大金を手に入れているというまさかの結果を得たダニエル。そんな彼女は、インスタグラムで札束を持って踊る動画などを投稿している。