日本発の「スーパー戦隊」シリーズがハリウッド化、新たなヒーロー映画『パワーレンジャー』は7月15日(土)より全国公開される。

総製作費120億円の圧倒的スケール

 7月15日(土)より全国公開される、若手実力派セレブを起用した映画『パワーレンジャー』。
日本人なら誰もが知るジャパニーズ・ヒーローで、テレビ番組でもお馴染みの「スーパー戦隊」シリーズが、総製作費120億円のハリウッドスケールで生まれ変わる。
 脚本に『X-MEN』シリーズや、『マイティ・ソー』を手がけたアシュリー・ミラーを迎え、新たなヒーロー映画が誕生。

画像: 総製作費120億円の圧倒的スケール

アメリカの子供番組史上最高視聴率を記録

 『パワーレンジャー』は、1993年に全米で放送開始され、現在も放送中の20年以上も続くテレビシリーズ。
 日本のレンジャー番組『恐竜戦隊ジュウレンジャー』のリメイク版で、外国人キャストで撮り直したこのヒーロー番組は全米で大人気となり、アメリカの子供番組史上最高視聴率を記録、「米国で最も成功したジャパニーズコンテンツ」とも言われている。

 その人気ぶりはクリスマスギフトでグッズの品切れ騒動が起こるほど。まさに社会現象にまでなった本作の映画化が決定した。

 フロントロウ編集部では、映画『パワーレンジャー』で主人公の1人イエロー・レンジャーを演じる、20歳の全米人気シンガー、ベッキー・Gに注目。

画像: アメリカの子供番組史上最高視聴率を記録

映画デビュー作のベッキー・G

 イエロー・レンジャーのトリニーを演じる若手人気スターのベッキー・Gは、12歳からシンガーとして活動。
 ジャスティン・ビーバーと同じくYouTubeから注目され、大出世したシンデレラガール。
 ベッキーは人気シンガーとのコラボも果たし、ピットブルとのコラボ曲「キャント・ゲット・イナフ」では米ビルボード誌ラテンチャート1位を獲得する快挙を達成している。

 そんなベッキーの映画デビュー作となるのが、この映画『パワーレンジャー』。実はベッキー、パワーレンジャーだと知らずにオーディションを受けたそう。
 彼女が1番好きな色のイエローがモチーフの、イエロー・レンジャー役に決まった時には「信じられない、これも運命だ!」と感激したという。

画像: 映画デビュー作のベッキー・G

「音楽とパワーレンジャーは、一致している」

 ベッキーは「音楽とパワーレンジャーは全てが1つになるという点で一致していると思う。パワーレンジャーのテーマ は“団結”だと思うの。その一員になれたことにとても誇りに思うし、リスペクトしているわ。こんなに長く続いているシリーズだし、私たちを認めてもらって映画を持ち望んでくれたことは非常にうれしい」と本作への想いを明かした。

同性愛者のヒーローは、大作映画では初

 ベッキー・G演じるイエロー・レンジャーのトリニーは、同性愛者としても描かれており劇中には性的指向を示唆する会話がある。
 ヒーローもののテレビ番組には、LGBTの主要キャラクターがいるけれど、映画『パワーレンジャー』のような大作映画の主要ヒーローに、同性愛者のキャラクターが起用されるのは今回が初。
 それだけに、今回のベッキーの役どころに注目が高まっている。

画像: 同性愛者のヒーローは、大作映画では初

役作りに苦労

 両親の転勤のため度重なる転校で友達がおらず、1人での行動を好み、独自の価値観を持つ孤独でミステリアスな少女トリニーを演じるのは難しかったと語ったベッキー。
 しかし彼女はトリニーと共通点がある事を告白した。

「トリニーは、1人でいることに対してむしろ居心地がいいと思っているし、何度も引っ越しているせいで、地に足を付けて歩ける場所がどこにもない。私が幼いころは、音楽が私の逃げ場所であり、表現方法だったの。私は人と違うかもしれないけど、違うことはいけないことじゃない。そうやって私は音楽を続けて来たのよ」

 ミュージシャンとして圧倒的な支持を受けている彼女が、今回は激しいバトルや巨大メカ・ゾードに乗って戦う大迫力のアクションシーンを自ら体を張って演じている本作。
 イエロー・レンジャーとして、これまでのポップで明るいイメージとは異なる、彼女の新たな表情を見られることにも注目したい。

『パワーレンジャー』 7月15日(土)全国公開
監督  :ディーン・イズラライト  
キャスト:デイカー・モンゴメリー/ナオミ・スコット/RJサイラー/ベッキー・G/ルディ・リン/ビル・ヘイダー(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)
(c)2016 Lions Gate TM&(c) Toei & SCG P.R. 

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