Photo: スプラッシュ/アフロ、シンクストック/ゲッティイメージズ
セレブ界で話題な、地球・動物・人間にやさしい「エシカル・ファッション(Ethical Fashion)」とは?エシカル・ファッションを推進しているセレブたちと共に特集。

エシカル・ファッションって?

 まず、エシカル・ファッション(Ethical Fashion)とは何なのか?

 それは、環境・労働者・社会に配慮した道徳的(エシカル)なファッションのこと。

 100ヵ国・1万人超の会員数を誇るエシカル・ファッション・フォーラムが発表しているエシカル・ファッションの10のポイントがこちら。

1. 衣料品を短いサイクルで大量生産する手法に対抗している
2. 公正な賃金、労働環境、労働者の権利を擁護している
3. 地球環境にやさしいサステイナブル(持続可能)な生活を支持している
4. 有毒な農薬や化学品の使用に対する問題提起をしている
5. エコフレンドリーな布や材料を使用・生産している
6. 水の使用を最低限に抑えている
7. リサイクルを行っており、エネルギーの効率化や無駄をなくす取り組みをしている
8. ファッション界におけるサステイナビリティ(持続可能度)を促進・広める活動をしている
9. 資源を提供している、育成をおこなっている、そして/または問題提起をしている
10. 動物の権利を尊重している

エシカル・ファッションを愛するセレブ5人

 セレブ界における、エシカル・ファッションの先駆者たちをご紹介。

画像: エシカル・ファッションを愛するセレブ5人

エマ・ワトソン

女優のエマ・ワトソンは、フェアトレードとオーガニックな生産方法を選ぶブランドとならノーギャラでコラボすると宣言し、2010年にピープル・ツリーと、2011年にアルベルタ・フェレッティとコラボしてエシカルラインを発表。2017年には愛用するエシカル・ファッション・ブランドを紹介するインスタグラム・アカウントも開設している。

画像: エマ・ワトソン

ニッキー・リード

映画『トワイライト』で知られる女優のニッキー・リードは、2017年にエシカル・ファッション・ブランド「バイユー・ウィズ・ラブ(BaYou With Love)」をローンチ。リサイクル品をはじめサステイナブルなマテリアルを使ったブランドはアクセから洋服まで多様に揃っており、ニッキーは公式サイトで「サステイナブル・ファッションは未来の話ではなく、現在すでに実現していることです」と語っている。

画像: ニッキー・リード

ローレン・コンラッド

リアリティドラマ『ヒルズ』のローレン・コンラッドが取り組んでいるのは、フェアトレード商品を扱うオンラインサイト「ザ・リトル・マーケット(The Little Market)」。洋服やアクセサリー、キャンドル、インテリアなど、世界中の職人たちが作った美しいアイテムが揃う。

画像: ローレン・コンラッド

ヴィクトリア・ベッカム

ファッションデザイナーとして活躍しているヴィクトリア・ベッカムは、レッドカーペットやイベントでセレブが着る服をエシカルな方法でデザインする活動「グリーン・カーペット・チャレンジ(Green Carpet Challenge)」の大きな支持者。

画像: ヴィクトリア・ベッカム

アン・ハサウェイ

女優のアン・ハサウェイは2017年に主演映画『コロッサル』のプロモーションツアーを行った際に、サステイナルブル(持続可能)なファッションをすると宣言。新品は排除して、ヴィンテージアイテムだけを着用。なかには1970年代もののオスカー・デ・ラ・レンタのアイテムまであった。

画像: アン・ハサウェイ

ナタリー・ポートマン

動物愛護活動に熱心な女優のナタリー・ポートマンは、動物の皮を使ったアイテムは一切使用しないことで知られる。洋服からバッグまでナタリーが持つレザーアイテムはすべてフェイクレザーと、徹底している。

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