【1990年】シザーハンズ
ティムとジョニーの記念すべき初タッグ作品となるのは、心優しい人造人間と美しい少女の恋愛を描いた作品。当時、アイドルとして絶頂期だったジョニー。しかしティムはそのジョニーに俳優としての才能を見抜き、主役に抜擢。この作品がジョニーのキャリアの中で大きな転機に。
映画トリビア
ジョニーは初めてこの作品の脚本を読んだ時、号泣してしまったそう。「今まで読んだ脚本の中で1番美しいものだったんだ」と話した。
【1994年】エド・ウッド
「史上最低の映画監督」と言われた監督エド・ウッドをモデルにした白黒映画。主人公のエドを演じたジョニーは、劇中で美しい女装姿を披露して話題に。サラ・ジェシカ・パーカーだけでなく、パトリシア・アークエットやマーティン・ランドーといった大御所俳優が出演しているのも注目ポイント。
【1999年】スリーピー・ホロウ
ある村で人間の首を切り落とす事件が相次ぎ、ジョニー演じる市警捜査官の異ガボットが調査に訪れるというゴシックホラー。ティムらしく、不気味だけれどどこかユーモアがあふれる世界観が特徴で、アカデミー賞の美術賞を獲得している。
【2005年】チャーリーとチョコレート工場
5人の子供が謎のチョコレート工場に招待され、奇妙な体験をするファンタジー・コメディ。まるで絵本をそのまま映像にしたかのようなポップで遊び心たっぷりな世界は、多くの人の心を掴み、世界中で大ヒット。
映画トリビア
ウィリー・ウォンカを演じたジョニーは、劇中じつはずっと入れ歯をいれていた。親が歯医者で小さい頃から矯正をしている設定のため、わざと綺麗な入れ歯をさして、歯が見えるような表情づくりを心掛けていたそう。
【2007年】スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
イギリスに実在した伝説の殺人鬼スウィーニー・トッドを題材にした映画。ジョニーは、復讐に燃えて人を殺し続けるけれど、どこか悲しげな雰囲気のあるスウィーニー・トッドを見事に演じきっている。
映画トリビア
この作品はミュージカル映画でもあるので今まで人前で歌ったことのないジョニーは恥じをかかないか不安だったそう。けれど、ティムから頼まれたものは何でもやると豪語しているジョニーは意を決して挑戦。そして、ジョニーは同作でアカデミー賞の最優秀男優賞にノミネートされた。
【2010年】アリス・イン・ワンダーランド
ルイス・キャロルの児童文学小説『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』を、ティムが自己流にアレンジした映画。映画終盤に一瞬だけ見せるジョニー演じるマッド・ハッターのダンスが話題に。
映画トリビア
ジョニーは、この映画の出演の話が来た時は、何役かは聞かされなかったそう。けれどあまりにも嬉しく、「出られるなら何の役でもいい。アリスでもいい」と言ったと話している。
【2012年】ダーク・シャドウ
魔女によってヴァンパイアに変えられ、200年生き埋めにされていたバーナバスとその末裔の話を描いたダークファンタジー。ティムの多くの作品で顔を白く塗っているジョニーは、今回もヴァンパイア役ということで、白い顔でコミカルなヴァンパイアを演じている。
【2016年】アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅
2010年の『アリス・イン・ワンダーランド』の続編となり、ジョニーは同じくマッドハッターを演じている。奇抜なメイクがハマり役と言われたジョニーだけれど、今作ではダークな部分も見せており、ジョニーも出来栄えにかなり満足だったそう。