トップモデルのカーリー・クロスが、下積み時代に困惑した出来事を告白。

  昨年発表された「世界で最も稼ぐモデル」ランキングで、3位に輝いたモデルのカーリー・クロスが、まだ駆け出しだった頃に浴びせられた辛辣なコメントを振り返った。

1日のうちに「太りすぎ」、「痩せすぎ」と両極端な評価

 ランジェリー・ブランド、ヴィクトリアズ・シークレットのエンジェルを卒業以降も、数々の有名ブランドのランウェイや広告に登場し、現在は年収10億を稼ぎ出すトップモデルへと成長しているカーリー。

 今週、フランス・カンヌで行われた広告賞「カンヌ・ライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」のトークショーに登場した彼女は、過去のあるエピソードを告白した。

画像: 1日のうちに「太りすぎ」、「痩せすぎ」と両極端な評価

 ブレイク前だった彼女は、ある日、1日のうちに2つのオーディションを掛け持ち。彼女の体形に対し、一方の面接では「太りすぎ」、もう一方では「痩せすぎ」と両極端な評価をされたという。

 容姿を売りにしているモデルとしての職業柄、体形についてあれこれコメントをされるのは仕方ないけれど、さすがにこの出来事にはカーリーも困惑したよう。

  

このことから分かる“美しさの基準”の曖昧さ

 1日のうちにカーリーの体形が激変するはずはなく、この彼女の体験から分かることは、ファッション界で求められる“美しさ”というものがいかに曖昧かということ。

 あるエージェントにとっては、カーリーは彼のプロジェクトに起用するには「太りすぎ」、別のエージェントにとっては、彼女は「痩せすぎ」だったのだ。

画像: このことから分かる“美しさの基準”の曖昧さ

 この出来事をひとつの教訓にしたカーリーは、モデルとして「こうあるべき」という体形や体重に囚われるのをやめ、他人ではなく自分自身の満足のために体のメンテナンスをしていこうと誓ったそう。

画像: 好きなものを好きなだけ食べて、しっかり運動するのがカーリーのヘルシーライフの掟。鉱物のお寿司をテイクアウトして公園でピクニック。

好きなものを好きなだけ食べて、しっかり運動するのがカーリーのヘルシーライフの掟。鉱物のお寿司をテイクアウトして公園でピクニック。

 この日のトークショーでカーリーは、「女性ファッションデザイナーたちは、同じ女性として、もっと世の女性たちに寄り添って、さまざまな体形に対応できる洋服をデザインするべき」と、今後のファッション界への要望も口にしていた。

This article is a sponsored article by
''.