スーザンは今
今から約8年ほど前にイギリスの人気オーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に出演し、垢ぬけない外見と天使のような美しい歌声のギャップで一躍世界的有名人となったスーザン・ボイル。
その後、シンガーとしてデビューを果たし、2009年には初来日して第60回NHK紅白歌合戦にも出演した現在56歳の彼女は、2015年に以前から医師に診断されていたアスペルガー症候群や精神的なストレスを理由に一時休養を取ったものの、昨年末にはアルバム『ア・ワンダフル・ワールド』をリリースするなど、現在もシンガーとしての活動を続けている。
近所の若者たちからのいじめの標的に
シンガーとして大成功したスーザンだが、都会に移り住むことはなく、現在も2009年に自身が生まれ育ったスコットランド・エディンバラ近郊の町ブラックバーンに購入した3ベッドルームの家で暮らしている。
そんな彼女が、最近になり、地域でも素行不良で有名な10代後半の少年グループからいじめの標的にされているという報道が舞い込んできた。
同じ町に住む目撃者が英ミラー紙に証言したところによると、若者たちは日常的にスーザンに向かって火をつけた紙や石を投げつけたり、虐待的な言葉を浴びせるなどの行為を繰り替えしており、いじめはどんどんエスカレート。
ひどいときには十数人の少年たちが彼女を取り囲み、物を投げたり罵声を浴びせたりしていたこともあったという。彼らの非行に対し、スーザンの代理人は彼女の身の安全を確保するために警察に通報するつもりだと話している。
また、この不良グループの被害に遭っているのはスーザンだけでなく、同地域には彼女の他にも危険な目に遭っている人々が。近隣住民は「彼らが狙うのは弱い人たちばかりです。高齢者や子供、精神疾患を抱えた人などが狙われるので、本当に最悪です」とも証言しており、早急な治安の改善が望まれている。