フレッシュな陽ざしが差し込んだ会場に、アースカラーのデッキが敷かれ、実力派シンガー、サラ・バレリスの美しくソウルフルな歌声が響き渡るなかショーがスタートした。
マンハッタンからマリブへ…ビバリーヒルズからボラボラ島へ…
ラベンダーやシャーベットブルーの淡いカラーリング、ピンクやスカイブルーのトロピカルなプリント、麻のガーゼやジョーゼットをなびかせ、リラックスしたフォルムのバッグ、レザーのビーチサンダルやスポーツサンダル…。それらは、ラグジュアリーなバケーションを連想させる佇まいながらも、アーバンなエッジの効いた要素がミックスされている。
ビーチで風をなびかせるようなフェミニンなワンピースに、かっちりしたテーラードジャケットとマニッシュなシューズ。都会派のワーキングウーマンの必須アイテムであるトレンチコートは、トロピカルプリントやリラックスした流れのトレンチコートに昇華した。
ワイドなショートパンツや、ビッグシルエットシャツ、フロントで結ばれたシャツ、ボクシーなブレザー、ワンショルダー・ビッグリュック、タイダイのメッセンジャーなど、旬なアーバンストリートなアイテムも多く登場。
ランウェイで魅せた話題のトップモデルたち
今回のランウェイショーでも、ファッション界だけにとどまらず、エンターテイメント界でも話題を集める旬なモデルたちが抜擢された。
エレガントな輝きをみせるブラックラメのカットアウトドレスを、ビーチサンダルでリラックスさせたコーディネートでランウェイを歩いたのは、絶大な人気を誇るケンダル・ジェンナー。
デザイナーの推奨するベスト・キールックにピックアップされたのは、旬なモデル、ベラ・ハディッド。ゴージャスな立体的な刺しゅうと、ドラマティックなスリットのコンビネーションドレスは、トップセレブがレッドカーペットで纏うような特別な一着。
プラスサイズ・モデル、アシュリー・グラハムが登場
2017年2月に行われた前回のランウェイショーで、初のプラスサイズ・モデルをランウェイに起用して話題を集めたマイケル・コースが、今回もプラスサイズ・モデルのアシュレイ・グラハムを起用。様々なボディタイプの受け入れと、さらなる浸透へのメッセージをランウェイから発信した。
ブラック×ホワイトのコントラストが印象的なリラックスしたガウンに、フリンジ使いがエッジーなショルダーバッグを手持ちして、ストラップサンダルをセットした都会派なスタイル。
ラストルックで堂々と登場したのは、モデル・女優として活躍するケイト・アプトン。ウエストマークしたドレープがエレガントなブラックドレスに、光の加減によって違った印象で魅せる、豪華なエンブロイダリーのボクシーなブレザーを肩掛けして、ランウェイショーのラストを飾って会場の注目を集めた。
ショーのフロントロウには、トップセレブが駆けつけた
ランウェイショーのフロントロウに座り、ひと際目立っていたのはトップセレブたち。女優のニコール・キッドマン、ナオミ・ワッツをはじめ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズはマイケル・ダグラスとの娘ケーリー・ゼタ・ジョーンズを同伴して話題に。大物セレブたちが華やかにフロントロウを飾った。