指にネイルを塗るポリッシュド・マンとは?
突然ですが、多くの人気男性セレブたちが爪にマニキュアを塗った写真をSNSにアップしている理由をご存じですか?「ポリッシュド・マン(Polished Man)」というコメントと共にアップされているこれらの写真。ポリッシュド・マンとは、一体何のことなのか?
彼らは決してオシャレのためにマニキュアを塗っているわけではない。実はこれ、毎年10月に行われる「ポリッシュド・マン(Polished Man)」というキャンペーンの一環で、ネイルをすることで児童虐待の防止および児童虐待に関する世間の関心を高めようという啓もう活動なのだ。
ポリッシュド・マンの米公式サイトに掲載されている情報によると、全世界で18歳以下の子供のうち5人に1人が物理的、性的、精神的な暴力の被害にあっているという。また、性的暴力の場合は加害者の9割が男性で、多くの場合被害にあっている子供と知人関係にあるそう。
本来、女性がすることが多いネイルを男性がすることで、周囲の注意を引き、会話の中でその経緯について話すことを目的としているポリッシュド・マン。実はすべての指ではなく、上記の「5人のうち1人が虐待にあっている」という統計にかけて、1本の指だけにネイルをするという、深い意味合いがポリッシュド・マン活動には込められている。
ポリッシュド・マン参加セレブ
昨年は、映画『マイティ・ソー』シリーズで知られる俳優のクリス・ヘムズワースや、TV映画『ハイスクール・ミュージカル』の俳優ザック・エフロンがポリッシュド・マンの活動に参加している。
クリス・ヘムズワース
左手ひとさし指にネイルを塗って。
ザック・エフロン
リアム・ヘムズワース
タイラー・ブラックバーン
ガブリエル・マクト
米ポリッシュド・マン公式(英語のみ)が推奨している参加方法は、1)公式サイトに登録、2)集めたい寄付金の目標額を設定、3)ツメの1本にネイルを塗ってSNSにアップして友達への参加を呼び掛ける、4)寄付をする、というステップ。
すべてのステップをやり遂げるのが難しいという人でも、児童虐待の問題やポリッシュド・マンの活動を啓もうするために、ネイルを塗ってSNSに写真をアップしてみて。(フロントロウ編集部)