「セリフ1行で私を退出させたわ」
「私が成功を手に入れたのは、オーディションに落ちたおかげ」と語るリア・ミシェルは、今まで100回を超えるオーディションを受けてきたという。
その中でも長年の夢であった、大人気ミュージカルで映画化もされた不朽の名作『ウェスト・サイド・ストーリー』のオーディションに落ちた時のエピソードを語った。

「ブロードウェイの『ウェスト・サイド・ストーリー』に出演することが夢だった。オーディションのためだけに(原作のキャラクターであるラテン系の役を演じるために)スペイン語を学んだほど、本当に頑張ったの」
「部屋に入って、オーディションが始まってセリフを1行も言ってないくらいで、審査員は『ありがとう。じゃあね、良い日を』って感じで、私を退出させたわ」
「本当にがっかりした。家に帰って泣きはらしたわ。(中略)憧れの役だったのに、この役を演じなきゃいけないのに、どうすればいいのって思っていた」
「でも、このオーディションから数週間後に、人生で最高の出来事になった『グリー』に出演することが決まったの」

長年の夢に破れて挫折したリアだけれど、この挫折がなければ大ヒットドラマ『グリー』に出演することはなかっただろうし、人気セレブに仲間入りすることもなかったかもしれない。
挫折したからこそ、成功をつかみ取った、夢を追いかける人を勇気づけるリアのエピソード。
たとえ失敗しても諦めないことの大切さを教えてくれたリアだった。