感極まりすぎてうっかりマナー違反
シンガーのエド・シーランが音楽と慈善活動への功績が認められ大英帝国勲章第五位MBE(Most Excellent Order of the British Empire)を授与された。
現地時間の木曜日(12月7日)、バッキンガム宮殿でチャールズ皇太子から勲章を受け取ったエドは、この日の写真を自身のインスタグラムで公開しファンたちに喜びを報告。
しかし、ロイヤル・ファミリーの一員であるチャールズ皇太子との対面に舞い上がってしまったのが、それとも緊張していたのか、エドは、イギリス王室人々と接する際のあるルールを破ってしまっていた。
それは、「市民は王室のメンバーの体に触れてはならない」という慣例。
エドがチャールズ皇太子に勲章を授与された際の写真を見てみると、確かに、エドは、握手を交わしながらチャールズ皇太子の腕に触ってしまっている!
イギリス王室の公式ウェブサイトには、「女王や王室のメンバーと対面する際、とくに義務として強要する作法は無いが、多くの人々は伝統的な方法を順守することを望んでいます」とあり、「男性は会釈、女性は小さなお辞儀(片膝を折って後ろへ腰を低くするポーズ)をするのが好ましいでしょう。人によっては、通常の握手を好む場合もあります」と記載されており、握手以上のスキンシップは基本的にはご法度と言われている。
しかし、授与式で少しの間エドとの会話を楽しんだチャールズ皇太子は、エドが自分の腕に触れていることなど全く気にしていない様子。
エドは英BBCに、このときのチャールズ皇太子との会話の内容を訊かれ、「僕のアルバムがまだたくさん売れているのかを尋ねてくださいました。明日ニューヨークでコンサートがあることをお伝えしたら、式の後すぐに僕が飛行機で発たなくてはならないということに驚いていらっしゃいました」と答えていた。
奇しくも授与式の当日は、生前ロイヤル・ファミリーの大ファンだったというエドの亡き祖父の命日だったということもあり、その場に集まった記者たちに「祖父も誇りに思っていると思います」と答えていたエド。
あまりの嬉しさから、知らずにうっかりミスを犯してしまったようだが、ロイヤル・ファミリーを目の前に舞い上がってしまう気持ちはわからなくもない。