強まる女優たちの結束
米The Hollywood Reporter誌が主催するインタヴュー企画「Roundtables」に、ハリウッドで活躍する人気俳優および女優6名が集結。
そのなかの1人、映画『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン役の女優マーゴット・ロビーが、ハリウッドにおけるセクハラ問題が発覚後、女優たちの間で起きたある変化について明かした。
「ここ数か月間に、これまで会ったことがなかった大勢の女優たちと話をしたわ。こんなこと初めてよ。会ったら絶対心を奪われる、憧れの女優さんたちから『ねえ、何人かのグループでセクハラ問題について話し合おうと思ってるんだけど、よかったら一緒にどう?』ってお誘いをもらったりしたわ」
共演したことも、会ったこともない女優同士が裏でコミュニケーションを取り、「グループ活動」のようなものをしていることを明らかにしたマーゴット。被害にあった、あっていないは別として、ハリウッドで仕事をする女優たちにとってこの問題は他人事ではない。
映画界の大物プロデューサー、ハーヴェイン・ワインスタインによるセクハラおよびレイプ被害が発覚して以降、過去に同様の被害を受けたことを告発する動きが加速しているハリウッド。ワインスタイン氏を含め、“加害者”として名前を挙げられた人は数知れず。
具体的なメンバーや、どんなことが話し合われているのかについては明言を避けたマーゴットだが、「一種のコミュニティのようなものができているの。被害者にとってツラく悲しい出来事だけど、ちゃんとサポートできる態勢が整っている」と話し、女優間の結束が強まっていることを強調した。
.@MargotRobbie: "Actresses — who if I met them, I’d be starstruck — are reaching out to be like, 'Hey, there’s a group of us having a conversation about this, do you want to be involved?'" There is a sense of community. pic.twitter.com/CnjmsdFSGd
— Hollywood Reporter (@THR) 2017年12月19日