アメリカ全土で行われた銃規制を訴える抗議デモ「March For Our Lives」で、キング牧師の孫である9歳のヨランダ・リネー・キングが、かの有名な『私には夢がある』の演説を引用し、銃暴力の撲滅を訴えた。
全米を通して100万人超が集まり、ジョージ・クルーニーやアリアナ・グランデなどの有名セレブだけでも20名以上が参加した銃規制を訴える、高校生らによる大規模抗議デモ「March for Our Lives(命のための行進)」が、現地時間24日に行われた。
ワシントンD.Cで行われた大規模抗議デモのステージに、故マーティン・ルーサー・キング牧師の孫娘である9歳のヨランダ・リネー・キングが登壇。祖父の歴史に残る名演説を引用したスピーチを披露した。
キング牧師が、人種差別撤廃を訴えた演説『私には夢がある(I Have a Dream)』が行われたのは1963年。
そこから55年経った今、キング牧師が演説した同じワシントンD.C.の地で、今度は孫ヨランダちゃんが「私には夢がある」と、銃規制の強化を訴える演説をした。
「私には夢がある。銃暴力はもうたくさん。銃のない世界にするべきです」
キング牧師の演説を引用した力強いスピーチを披露したヨランダちゃんは、「全国に拡散しよう!私たちは素晴らしい世代になります!」と観客とともに謳った。