54人中、54人が「イエス」と回答
先週末に引き続き、今週末も行われるアメリカ最大級の音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」。歌姫ビヨンセやザ・ウィークエンド、カーディ・Bに加え、日本からもX JAPANがパフォーマンスをすることで話題の同フェス。
多くのセレブが一般人に混じって観客として参加することでも有名だが、過去に参加者の男性が「食べて、寝て、レイプして、リピート」と胸元に大きく描かれたTシャツを着ていたことで炎上したのをきっかけに、次々とセクハラの実態が明らかとなり、“セクハラの温床”とも言われるように。
そんななか、米Teen Vogue誌が今年同フェスに参加した女性54人に「(コーチェラで)セクハラをされたことはありますか?」と質問したところ、54人全員が「イエス(ある)」と回答。
「どさくさに紛れて胸やお尻を触られた」「無理矢理キスされそうになった」「(コーチェラでは)セクハラなんて日常茶飯事。みんな触るだけならいいと思ってる」など、セクハラされた状況や質問に対する答えの内容は様々だったが、思わず開いた口がふさがらなくなるほど飽きれた事実が山ほど出てきた。
アンケートに協力した女性のほとんどが口にしていたのが、セクハラの常態化。上記の回答にもあったが、胸やお尻を「触るぐらいならOK」と考えている人が多く、言い出したらきりがないため、被害にあった女性たちは我慢もしくは泣き寝入りするしかないというのが実情のようだ。
ちなみに、セクハラ被害が後を絶たないのはコーチェラだけでなく、ほかの音楽フェスも同じ。しかし、どの音楽フェスも参加者が多すぎて被害を未然に防ぐためのこれといった解決策は見つかっていない。つい最近も、ある女性が音楽フェスで見知らぬ男性から飲み物に「レイプドラッグ」のような薬物を入れられて大きな問題になったばかりだ。