「寝ている間に処女を失った」
人気女優兼コメディアンのエイミー・シューマー(36)が、人気司会者オプラ・ウィンフリーのトーク番組に出演した際に、自分にとって親しい人がレイプ犯になりうる可能性があることを語った。
「子供の頃に用心するように言われる『レイプ』する人って、茂みから突然出てきたり、むりやり車に乗せられたりする悪者のことを想像すると思うけど、実際はすごく親しい人かもしれない。ひょっとしたら旦那さんかもしれないし、友達かもしれない。そういう人からレイプされたら、その人を刑務所にぶち込みたいとは思わないかもしれないけど、やったことは許されないこと」
そう語ったエイミーは、続けて、当時の恋人から寝ている間に処女を奪われてしまった過去を赤裸々に語り、セックスとレイプの難しい境界線について言及した。
「私は、寝ている間に処女を失ったの。これは許されることじゃない。もし彼女が寝ていたなら手を出したらダメなの。(中略)当時の彼は、(私を犯していたことに気が付いて)とっさに『知っているかと思った』と言ったの。私は何も言えなかった。でも彼は私の彼氏だったし愛していたから、(レイプされたのに)慰めなくてはいけなかったの。彼に対して猛烈な怒りの感情を抱いたけど、彼はすごく後悔していたし心配していたから、私は怒りを爆発させないようにして彼を慰めた」
例え相手が恋人だったとしても同意なく関係を持ったことについて、「初体験をレイプで奪われた感覚がある」と述べたエイミー。
初体験が忘れたい過去となってしまった一方で、事件が起きた後も当時の恋人と交際を続けており、同意の上で関係を持ったことがあったために、一度もレイプについて話し合うことができなかったという。
エイミーは自身の体験を通して、たとえ信頼し合った関係にあってもレイプが起こりうることといった、身近にあるレイプの危険性に警鐘を鳴らした。