問題となった表紙は、イタリア版VOGUEの5月号で、人気モデルのジジ・ハディッドが男性モデルの膝に座ってポーズを取っているというもの。白人であるジジの肌は明らかに黒く塗られており、「ブラックフェイス(※)」だとVOGUEとジジは大バッシングを受けていた。
※黒人以外の人種の人間が肌を黒く塗るという差別行為。
ジジがSNSを通して謝罪
人種差別として受け取られるブラックフェイスで批判コメントが殺到したジジは、SNSに自身がVOGUEの撮影から自宅に戻ってきた時の写真を投稿し、そこに「私がどれぐらいブロンザーをされているか見えるわよね」とコメントを添えた。
続けてジジは、写真の加工に関しては自分がコントロールできる範囲のものではなかったと説明を続けた。
分かってほしいのは、クリエイティブな決断に私は関わることはできないし、私は撮影現場を出た瞬間に、その後のことに関してコントロールすることはできないということ。写真の加工についても同じ。ブロンザーと写真加工は、(フォトグラファーの)スティーブン・クラインがこれまでに何年も行ってきたスタイルで、私も今回スタイルが撮られると思っていたの
ただ、伊VOGUEの目的は理解していたけれど、それが正しく行われたとは思わない。今回の批判の声も当たり前だと思う。編集、写真加工、そして表紙のカラーリングで気分を害された人に伝えたい。私がもう少し状況をコントロールできていれば、こんなことにはならなかったわ
さらに、このような人種問題に光を当てて、ファッション界をもっと多様性のある業界にすることが大事だと話した。今の時点では、伊VOGUE誌からのコメントはない。