イギリス現地時間の5月19日に執り行われたロイヤルウェディングでのメーガン・マークルのルックを徹底解剖! 彼女がこの日の着用アイテムに込めた想いも解説。

「ありのままの美しさを輝かせる」極シンプルなドレス

 式当日まで謎のベールに包まれていた花嫁メーガンのウェディング・ルックの詳細について、イギリス王室がロイヤルウェディング開始直後に公式ウェブサイトを通じて発表した。

 この日、メーガンが選んだのはフランス発の老舗ブランド、ジバンシイ(Givenchy)のシンプルなボートネックのロングスリーブドレス。

画像1: 「ありのままの美しさを輝かせる」極シンプルなドレス
画像2: 「ありのままの美しさを輝かせる」極シンプルなドレス

 2017年に同ブランド初の女性アーティスティック・ディレクターに就任したイギリス出身のデザイナー、クレア・ワイト・ケラーがデザインを手がけた。

 メーガン本人との綿密な打ち合わせを経て完成したドレスは、時代の流れに左右されないミニマルなライフスタイルを好むメーガンの人柄を反映した、彼女の「ありのままの美しさ」を輝かせる無駄のない優雅なデザインに。

 素材には、やさしい丸みのある美しいシルエットを実現するために特注で作られた二重構造のマットな質感のシルクが使用された。

  

シンプルなドレスに生えるジュエリー

 メーガンのシンプルなルックに華を添えていたのは、エリザベス女王から借り受けた1932年製のバンドゥ形のダイヤモンドティアラ。

画像: シンプルなドレスに生えるジュエリー

 もともとは、ウィンザー朝の初代君主だったジョージ5世の妻メアリー妃が所有していたもので、中央に配された1893年製の円形ブローチを基調にティアラに作り替えられた歴史ある1点となっている。

 頭の形に沿う伸縮性を出すよう全部で11個のパーツに分かれており、ブローチは取り外しが可能。

 耳元に光るダイヤのピアスは、フランスの老舗ジュエリーブランド、カルティエ(Caltier)のものが選ばれた。

  

ベールの刺繍に込められた想い

 ティアラの下に装着されていた全長5メートルのベールに施された刺繍には、メーガンのリクエストによりあるメッセージが込められていた。

画像1: ベールの刺繍に込められた想い

 ベールの裾に配された、ひとつひとつの植物の刺繍は、現在53カ国あるイギリス連邦加盟国を表しており、すべての刺繍が円になって繋がるようになっている。

 これには、ヘンリー王子とともに、今後、加盟国親善大使という役割を担うメーガンの感謝の気持ちと、国々の関係が1つの輪のごとく平和であるようにという願いが込められている。
 さらに、ベールにはメーガンが個人的に思い入れのある2つの花の刺繍も。

画像2: ベールの刺繍に込められた想い

 1つは、彼女がヘンリー王子が暮らすケンジントン宮殿内のノッティンガム・コテージの前に咲く「ロウバイ(蝋梅)」の花をイメージした刺繍。そして、もう1つは、メーガンが生まれ育ったアメリカ・カリフォルニアの州花である「ハナビシソウ(英語名:カリフォルニア・ポピー)」の刺繍。

 メーガンは新天地と故郷にゆかりのある2つの花の刺繍を取り入れることで、自らの人生の歴史をベールに託したこととなる。

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