「精神疾患を抱えている=恋愛ができない」は誤った考え方
アリアナ・グランデ(24)との“カジュアルな交際”が報じられている、人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライヴ』にレギュラー出演するピート・デヴィッドソン(24)が、昨年公表した境界性パーソナリティ障害(以下BPD)を理由に、彼女との交際を反対する人たちにSNSを通じてメッセージを送った。
境界線パーソナリティ障害(Borderline Personality Disorder)とは?
境界性パーソナリティ障害(BPD)とは、他人から見捨てられる不安や、自分が何者でどう振る舞えば良いのか分からない自己イメージの不安定さから、対人関係などにさまざまな問題を引き起こしてしまうことがある精神疾患の一種。ただし、適切な治療を行うことによって、本来の自分を取り戻していくことができると言われている。
今回、SNS上にあふれていたピートに対するコメントのなかには、アリアナの元恋人でラッパーのマック・ミラーがお酒に関するトラブルを抱えていたことを引き合いに、ピートとアリアナの交際を「有毒なもの(Toxic)」と決めつける内容のものも。
そんな一部の人たちからの心無い言葉に対して、ピートは自身のインスタグラムでこう反論した。
「普段、僕はこういうコメントには一切反応しないし、ほんと『ファック・ユー(F**k You)』って感じだけど、たくさんの人から『BPDを抱える人は恋愛ができない』という意見を聞いたから言わせてもらう。それは間違っている。精神疾患を抱えているからといって、その人が幸せな恋愛関係を築くことができないというわけではない。もちろん、精神疾患を抱えている人が恋愛をすることが、誰かにとって“有害である”というのも間違っている」
同じように精神的な病を抱える人たちに、ネット上にあふれる悪意ある言葉を「信じないでほしい」と訴えかけたピートは、続けて「僕は君たちのことを理解しているし、いつか必ずよくなるから」と力強いメッセージを発信した。
ちなみに、今回の長文コメントのなかでピートがアリアナについて触れる場面はなかったが、今のところ双方とも交際を認めていなければ、否定もしていない状況である。